悔しさ残るMotoEワールドカップ第5戦の思い出はレースと戦闘機!? レーシングライダー大久保光のレースレポート
レーシングライダーの大久保光選手が参戦した、MotoEワールドカップ第5戦オーストリアGP。その様子をレポートしてくれました。
戦闘機に大興奮のレッドブルリンク
こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。今はイタリアを出発し、モルドバという国へ向かっています。
日本ではあまり馴染みのない国ではありますが、ウクライナとルーマニアに挟まれた小さな国で、名産品はワインらしく、首都のキシナウもそれほど大きな街ではないみたいなので、いろいろなところを探検できそうな予感です。
オーストリアラウンドも終わり、次はいよいよ最終戦。最後の決戦前に、ちょっとバカンスを楽しみたいと思います。

ちなみに今回のレースでは、オーストリアまでの道のりをイタリアからクルマで移動しました。5時間ほどのドライブでしたが、変わっていく風景を楽しみながらのドライブは楽しいものでした。また、レースウィークの走行が始まる前日の木曜日には、時間を少し作ってサーキット近くにある航空博物館に行ってきました。
オーストリアのサーキット、レッドブルリンクの近くには空軍基地があり、今ヨーロッパで主力の戦闘機であるユーロファイターがバンバン飛んでいるのを見ることができるので、戦闘機ファンならかなり楽しめる地域です。それだけで、私にとって最高に好きなサーキットになりました(笑)

そんな空軍基地に隣接している航空博物館ですが、やはり一昔前にオーストリア空軍で活躍していたドラケンが展示してありました。しかも特別塗装バージョンの赤色です!オーストリア空軍といえばドラケンを想像する人が多いと思いますが、私ももちろんそのひとりです!
この赤ドラケンはその昔、私がまだ小学生だった頃に、雑誌で見てプラモデルを組み立てたことがありました。
当時、この赤色と独特の形をした戦闘機に心惹かれ、リサイクルショップでたまたま見つけたタミヤの1/100プラモデルを購入し、製作したのを覚えています。まさかこの年になって、本物を見ることをできるとは思いもしませんでした。やはり長くレースをやるものですね。
その他にもヴァンパイアや第二次世界大戦中に活躍したメッサーシュミットBf109の残骸、そしてP-38の残骸も展示してありました。
サーキットからとても近いので、また行きたいなぁなんて思いつつ、オーストリアGPのレースウィークに突入しました。

ちなみに、木曜日に勝手にサーキットを抜け出したように思った人もいらっしゃるかもれませんが、チーム監督公認です(笑)
捕捉ですが、私のチームはフィンランドのチームで監督もフィンランド人。徴兵制がある国なので、監督はその当時T-55戦車のメカニックをしていたとのことです。
さて、レースの話ですが、今回からレッドブルリンクに新しいシケインができました。
このシケインは1コーナー後のストレートの間にできたもので、過去のMotoGPでの大きな事故の影響を受け、安全面を考慮して新設されたものです。このシケインが走行に、どのように影響するかが今回のポイントでした。

金曜日の走行では、走り出しは順調でしたがタイムが伸びずQ1スタートとなりました。
Q1では序盤、トップでリードしましたが、残り3分ほどのところでタイムを更新されてしまいQ1敗退、12番手からのスタートとなりました。しかしアベレージタイムはそれほど悪くなく、レースで追い上げていく自信はありました。
レース1では、序盤前方でアクシンデントがありましたが、それをうまく交わしてレースを進めていくことができ、最終的には4位。あと1歩、表彰台に届かなかった悔しいレースとなりました。
レース2では1周目にかなりの勢いで転倒しかけてしまい、順位を大きく落としてしまいました。その際にスクリーンも割ってしまいましたが、幸い走行にはそれほど支障はきたしませんでした。最終的には4台による6番手の争いとなりましたが、7位でチェッカー。悔しさと反省点が残るレースとなりましたが、内容はそれほど悪くなかったと思います。
また、今回でシリーズランキングもふたつポジションを上げ、6位となりました。次戦が最終戦となりますが再び表彰台、そして初優勝を目指して頑張ります!
Militärluftfahrtmuseum Zeltweg/Hangar 8
— Hikari Okubo 大久保 光 (@hikari_No78) August 22, 2022
レッドブルリンク近くにある航空博物館です。 pic.twitter.com/uvt6xTg4ub











