自由を求める抵抗を世界へ! 匿名の映画作家たちが<命がけのSOS>を放つ『ミャンマー・ダイアリーズ』

2021年2月、ミャンマーで本格的な軍事クーデターが勃発。圧政下にあるミャンマーで今を生きる人々の声の断片を生々しく伝える映画『ミャンマー・ダイアリーズ』が、2023年8月5日(土)より全国順次公開されます。

目を背けることはできない、今そこにある“叫び”

 2021年2月、ミャンマーで本格的な軍事クーデターが勃発。民主化に向けた地道な変革は、再びひっくり返されてしまいました。あのとき、そして現在、ミャンマーでは何が起こっていた/いるのか? 数多くのカメラマン=匿名の市民たちが捉えた、自由を切望する抵抗のまなざしを伝えるドキュメンタリーが『ミャンマー・ダイアリーズ』です。

『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective
『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective

——東南アジアの国、ミャンマー。民主化にむけて変革が続いたこの10年、市民は自由と発展への希望を抱き始めていました。しかし、2021年2月1日に軍が再び国の支配に乗り出し、反発した民衆による大規模な抗議デモが全国各地で勃発。人々は抵抗のシンボルとして“3本指”を掲げて軍政に反対する声をあげるも、一人の少女の死を皮切りに軍の弾圧行為は激化、人々の自由と平穏な暮らしは崩れていき……。

 インターネットは定期的に遮断され、軍に都合が悪い情報を発信するメディアやSNS投稿が処罰の対象となるなど、国内外に情勢を伝えることが困難な中、若手ミャンマー人作家たちが自らの匿名性を維持しながら<ミャンマー・フィルム・コレクティブ>を結成。それぞれの日常から生まれた10人の映画監督による短編映画とSNSに投稿された一般市民の記録映像をシームレスにつなぎ、抑圧された日常における切実な“一人称の物語”を紡いでいきます。

『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective
『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective

 ドキュメンタリーとフィクションを行き来しながら、圧政下のミャンマーにおける市民の声の断片を生々しく伝える本作は、世界の話題から忘れ去られつつあるミャンマーで今を生きる人々の“叫び”を伝える、きわめて重要性の高い作品と言えるでしょう。

 なお、配給元の<株式会社 E.x.N>では、本作の興行収入より映画館への配分と配給・宣伝経費を差し引いた配給収益の全額を支援金とし、ミャンマー避難民の生活支援活動を行う団体・施設に寄付をおこなうとのことです。

 さて、ミャンマーの元首都といえばヤンゴンですが、実は“バイクの走行”が禁止されていることはご存知でしたでしょうか? その理由は定かではないようですが、かつての軍事政権による一方的な違法制裁という説も、今となっては真実味がありますよね。とはいえ、人家もまばらな市街地外ではバイク移動は珍しくないようで、取り締まりもあって無いようなものなのだとか。なんにせよ、国民の実生活に即していない条例・法律は見直す余地がありそうです。

『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective
『ミャンマー・ダイアリーズ』(c) The Myanmar Film Collective

『ミャンマー・ダイアリーズ』は2023年8月5日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開です。

『ミャンマー・ダイアリーズ』予告編

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