【追悼 ジェーン・バーキン】シャルロット・ゲンズブールが母バーキンの真実に迫った初監督作『ジェーンとシャルロット』

女優シャルロット・ゲンズブールが母であり公人であり女であるジェーン・バーキンの真実の姿をとらえた初監督作品『ジェーンとシャルロット』が、2023年8月4日(金)より全国順次公開中です。

母娘、そして偉大な女優であるふたりの間に流れる優しい時間

 シャルロット・ゲンズブールが監督をつとめ、母親ジェーン・バーキンの真実に迫った感動のドキュメンタリー映画が『ジェーンとシャルロット』です。

『ジェーンとシャルロット』(c) 2021 NOLITA CINEMA - DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
『ジェーンとシャルロット』(c) 2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms

 天才アーティスト(映画監督&ミュージシャン)の故セルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた生粋のサラブレット、シャルロット・ゲンズブールが初監督を務めた本作品は、母であるジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、ふたりの間に流れる優しい時間の中に紡ぎ出した貴重なドキュメンタリー作品です。

 2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始します。これまで他者を前にしたときに付きまとう気後れの様な感情が、母と娘の関係を歪なものにしてきました。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュのもとを離れ家を出て行った後、父のもとで成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのです。

 3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか——。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになります。

ホンダ「ドリームCB500Four(1971)」
ホンダ「ドリームCB500Four(1971)」

 本作が仏セザール賞の最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされたのが今年の2月。娘シャルロットとともにレッドカーペットを歩いたバーキンは、それから数ヶ月後に76歳でこの世を去りました。60年代から活躍していた母バーキンは、ザ・ビートルズの映画で知られるリチャード・レスター監督の『ナック』(1965年)で、チョッパーカスタムが施されたアリエル・アローの後部座席に乗っていました。ホンダのCB500Fourに乗る若かりし頃のピンナップなどもあり、長い手足が大型バイクにとてもマッチしていました。

『ジェーンとシャルロット』(c) 2021 NOLITA CINEMA - DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
『ジェーンとシャルロット』(c) 2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms

『ジェーンとシャルロット』は2023年8月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほかにて全国順次公開中です。

『ジェーンとシャルロット』予告編

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