【ポタリング】銀座・日本橋を抜けて東京の“新旧タワー”を巡る 大人の雰囲気漂う自転車散歩
自転車をもっと気軽に楽しみたい。自転車で走りやすい道を選びつつ、気楽に走れるコースを紹介します。東京タワーとスカイツリー、東京の新旧2大シンボルをつなぐ約10kmの道を、大人の街、銀座・日本橋を経由して走ります。
東京タワーからスカイツリーへ約10km、のんびり走って1時間ほど
いつもの自転車で、少し遠出をしてみる。自転車で走りやすい道を選びつつ、気楽に走れるコースを紹介します。使う自転車は普段使っているママチャリでもミニベロでも構いません。服装も運転の邪魔にならなければ、どんなスタイルでもOKです。

ようやく猛烈な暑さが過ぎ去って気持ちの良い涼しい風が吹くようになってきた今日この頃。今回は東京タワーからスカイツリーまで、軽めの約10kmをのんびり走って約1時間のコースを紹介します。途中で銀座や日本橋を通るので、自転車を停めて“銀ブラ”も楽しめます。
スタート地点は、昭和33年に完成した高さ333mの東京タワーです。正式名称を「日本電波塔」と言い、そのビジュアルは東京のシンボルとして長い歳月を経た現在も愛され続けています。東京観光するなら東京タワーを観ておきたいと思う人も多いようで、国内外問わず多くの観光客がやってきますが、タワーの周辺は意外と広々しているので、自転車でも走りやすいと言えます。南側駐車場内に駐輪場もあり、落ち着いて東京タワー観光も楽しめます。

東京タワーに別れを告げて、いざスカイツリーへ。東に向かい国道15号を目指します。少し道が入り組んでいますが、芝公園の周りを時計回りに進み、日比谷通り(都道409号)を横断して進めばさらに大きな国道15号に出るので、左折して北へ向かいます。交通量は多いものの道幅が広いので心に余裕をもって走ることができます。
少し走るとあっという間に銀座エリアに突入します。古き良き面影を残す「銀座三越」や「松屋銀座」などの有名デパートを横目に見ながら、いつもよりちょっと優雅な気持ちで自転車を走らせることができます。
なお、ご存知の人も多いと思いますが、国道15号の「銀座通り」約1km区間は、4月から9月の12時から18時まで、10月から3月の12時から17時まで、土・日・祝日は歩行者天国として開放され、自転車の乗り入れ(走行)も禁止になります。該当の時間に通りがかった際は必ず自転車を押し歩いて通過するようにしましょう。

道なりにまっすぐ進み続け、「日本橋高島屋」を過ぎると、五街道の起点として江戸時代の交通・物流の要所だった「日本橋」に差し掛かります。「ここから多くの人が旅立って行ったのだな」と、江戸時代に思いを馳せることができる東京でも有数の観光スポットです。
このあたりが今回のコースの中間になるので、渡ったところにある日本の百貨店の始まりとも言われる「日本橋三越本店」で一息入れても良いかもしれません。