今の時代だからこそ心穏やかにトコトコと走りたい! レトロな雰囲気に包まれた日産「FIGARO(フィガロ)」とは
速く走ることは、求められていなかった!
搭載するエンジンは直列4気筒1リッターターボエンジンです。最高出力は76馬力、最大トルクは105Nmですから、最新のモデルほど速く走るわけではありません。ですが、そもそもフィガロを高速で飛ばすのは相応しくはありません。

穏やかな気持ちでトコトコとドライブするのが似合うのですから、その意味では十分な動力性能と言っていいでしょうね。
1991年頃は僕もまだ若かったですし、レースに没頭している時期です。フィガロのある生活はキラキラと魅力的に輝いてはいましたが、現実的にはむしろスカイラインGT-RやフェアレディZに興味が注がれていたのです。サーキットの往復も頻繁でしたしね。だから足の速いモデルが必要でした、という事情もありましたからね。
ですが、最近はフィガロに食指が動いています。今でこそ、心穏やかにトコトコとドライブするのも楽しいのだろうと思うのです。
フィガロのある生活、素敵ですよね。
◾️日産「FIGARO」
<エンジン>
形式:MA10ET
種類:直列4気筒OHC・ターボ
使用燃料:無鉛ガソリン
総排気量(cc):987
圧縮比:8.0
最高出力(ps/r.p.m):76 (56kW)/6000
最大トルク(lg-m//r.p.m):10.8/4400
燃料供給装置:ニッサンECCS
燃料タンク容量(リットル):40
<寸法・定員>
全長(mm):3740
全幅(mm):1630
全高(mm):1365
ホイールベース(mm):2300
最低地上高(mm):150
乗車定員(名):4

「フィガロ」と同じ1991年3月に発売されたホンダ「JADE」はレーサーレプリカブームの中、シンプルなスタイリングにロードスポーツの操縦性能を持たせたネイキッドモデルでした。
Writer: 木下隆之
1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。














