ウイリーの角度も制御!? 獰猛にもほどがあるKTM 1390 SUPER DUKE R EVO!
ピックアップ鋭いエンジン
バルブリフト量をエンジン回転数に応じて最適化する新設計の可変バルブ機構のおかげでしょう。全域にわたってピックアップが鋭く、トルクフルです。応答性に優れる力強い駆動力は、扱いやすさも伴っていて神経質で過敏すぎるなんてことはありません。

濡れてスリッピーな路面であるにも関わらず、トラクション性能に優れ、アクセルを積極的に開けて強烈な加速を味わいたくなります。
ライドモードは「レイン」「ストリート」「スポーツ」の3つをデフォルトに、「パフォーマンス」と「トラック」の2種をオプション設定。9段階のトラクションコントロールや、「オート」や「コンフォート」も選べるサスペンションモードなどは、5インチのフルカラー液晶ディスプレイを見ながら、ハンドコントロールスイッチにて直感的に操作・設定できます。
雨でも楽しい軽快なハンドリング
寝かし込みの軽いステアリングフィールは目を見張ります。電子制御による安心感もあり、雨の中でもワインディングを気持ちよく駆け抜けることができます。

サスペンションはWP製で、前後ともフルアジャスタブル。125mmのストローク量を持つインナーチューブ径48mmのAPEXオープンカートリッジフォークに、ブレンボ・モノブロックラジアルマウントキャリパーと320mmフローティングディスクをセットし、足回りにも隙がありません。
リザーバータンク付きWP APEXモノショックはストローク量140mm。オプションの「ローンチコントロール」では車高を下げて、リヤタイヤのトラクションを増大させます。
獰猛なストリートファイターですが、手に余る野蛮さはなく、最新の電子制御を搭載するなど洗練さを増した「スーパーデューク」。今回は試乗速報とし、ドライコンディションにてまた乗ってみたいと思います。

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。














