売った側に必要な手続きはある? バイクを売却した際の流れとは
昨今はフリマアプリやオークションサイト等の普及により、バイクを売却するハードルが昔よりも下がりました。ライダーの中には、今乗っている愛車を知人に売却して新しいバイクの購入を検討している人も少なくないでしょう。ではバイクを人に売却した場合、売却者にはどのような手続きが必要なのでしょうか。
バイクを売却!売却者がするべき手続きって何?
バイクを手放す際に買い取り業者ではなく、個人売買で売却を考えている人も多いでしょう。
現在はネットオークションやフリマアプリを利用する方法があるので、昔よりもバイクの個人売買がしやすくなりました。しかし、バイクを売るには複雑な手続きや書類を用意する必要があるため、正しくおこなわないとトラブルの原因になることも。
ではバイクを人に売却した場合、どのような手続きが必要なのでしょうか。

バイクの個人売買には、大きく分けて「名義変更」と「廃車手続き」の2つのパターンがあります。それぞれメリット・デメリットがありますが、バイクの個人売買では「廃車手続き」で取引を進めたほうが安全です。
名義変更は、基本的に買い手が手続きをおこなうので、売り手は書類を相手に送るだけ。そうする事でナンバープレートが付いたまま取り引きすることになるので、買い手は引き渡し時にバイクに乗って帰ることが可能という訳です。
また、売り手にとっても取り引き時の手続きが、簡略化されるというメリットがあります。
ただし、相手がいつまでも名義変更の手続きをしないと、バイクが手元になくても自動車税の納税通知書が届くことになります。そのため、長い付き合いのある友人や親戚など、信頼できる相手以外との名義変更取引は避けたほうがよいでしょう。

一方の廃車手続きは、売り手と買い手の両者ともに、公共機関で手続きをおこなう必要があります。そうすることで売り手はバイクの登録から外れるので、自動車税の請求が来ることはありません。
ただしナンバープレートを外した状態で相手に引き渡すことになるため、買い手はバイクに乗って帰ることができません。また、売り手と買い手ともに手続きが必要になるため、取引完了まで手間と時間がかかるのがデメリットです。
しかし、廃車手続きをしてしまえば税金や事故の賠償責任などの心配がなくなります。そのため、見知らぬ相手と取引をするバイクの個人売買では、廃車手続きをしてからの方がトラブルに巻き込まれることもなく安心です。









