スズキのバイクと言えば? な存在感! 「カタナ」は初代モデル登場時と遜色ない個性と走りを楽しめるヘリテイジ感満載のハイテクバイク
レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、スズキ「カタナ」についてレポートします。
ヘリテイジとハイテクがバランスされた最高の1台
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
早速ですが、バイクの楽しみ方のひとつとして、人気バイクのイベント「○○ミーティング」が挙げられると思います。同じモデルに乗ったライダーが沢山集まり、オーナーそれぞれのカスタムを見せ合ったり、一緒にツーリングを行うなど楽しそうなイベントで、レース以外でも普段からバイクに乗る僕としては、「いつか参加してみたいなー」なんて思ったりもしています。
そんなミーティングの中でも有名なのが「カタナミーティング」。ライダーの方なら一度は、聞いたことあるのではないでしょうか。
僕ももちろん知っていたし、カタナはサーキットでも時々見かけることがあって、乗ってみたいと思っていた1台です。
今回はそんなカタナに試乗させてもらえることになったので、早速インプレをお届けたいとしていきたいと思います!
今回試乗したのはスズキが2024年10月29日に発売した、伝統的なデザインを継承しつつ、最新の技術と機能を取り入れた、新世代の「KATANA(カタナ)」。
デザインは日本刀をモチーフにした独特のスタイリングで、ひと目でカタナだ! とわかる特徴的なもの。鋭いルックスがカッコよく、見惚れてしまいます。

998ccの水冷4サイクル直列4気筒エンジンを搭載し、トラクションコントロールやクイックシフターなど、最新の電子制御技術を採用し、快適で安全なライディングをサポート。新型カタナは多くのカタナファン、そしてそうでないライダー達からも大いに注目を集めています。
先ずは足着きですが、僕(身長165㎝)が跨ると両足とも地面に着きました。シート高は825mmと一般的な大型バイクと比べるとやや高めではありますが、極端に高すぎるわけではありません。
車両重量は215kg(装備重量)。重さもそれなりにはありますが、重心が低めに設計されているので、取り回しはそう難しくありませんでした。
それでは走行していきます。走り出した途端から伝わるものすごいパワー感! まさに鋭い切れ味で、低回転域でのトルクはやはり別格。パワフルな加速感は、ライダーに強烈な印象を与えてくれます。
タイトめのカーブも狙ったとおりに車体が寝てくれて、自在感が楽しめました。
しかし、旋回からの脱出、いわゆる立ち上がりのスロットルワークには少々注意が必要。なんといってもパワー感が凄いので、丁寧な操作を心がけることが安全に楽しく走るためにも大事なポイントです。

とはいえ、時速10㎞/hから20㎞/h程の低速走行時での安定感が高いところも推しポイントで、街中などアクセルをオン・オフする場面でのギクシャク感が少なくフラつきにくいので、左折やUターンといった低速操作が容易に行えます。
また、新たに採用されているクイックシフターのおかげで、シフト操作がスムーズだったし、ライディングポジションはアップライトなハンドル位置により、上半身が直立に近い姿勢となるため思っていたより窮屈ではなく、快適なポジションで走行できます。
ということで、2025年モデルの新型カタナの価格(消費税10%込:以下同様)は166万1000円。過去の2022年モデルが154万円ということで年々価格は上がっていますが、装備や各部のアップデートを考えると妥当な範囲だと思います。
カラーバリエーションは、伝統的なシルバーでありカタナの象徴的なカラーであるミスティックシルバーメタリックと、2025年モデルで新たに追加された鮮やかなパールビガーブルーの2色展開。
いつかカタナのような最高の愛車と“○○ミーティング”に参加してみたい! という目標を叶えることはできるのでしょうか。乞うご期待!(笑) 最後までお読みいただきありがとうございました。
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









