「CB1000Fコンセプト」はホンダが示す「今」のスポーツバイクの姿! コンセプトモデルに込めたメーカーの想いとは【東京MCS2025】〜小野木里奈の○○○○○日和〜
どんなライダーでもスポーツ性能を楽しめるのが「CB」の魅力
小野木:開発で一番こだわったポイントはどこでしょうか。
森口さん:実際、私はその開発者ではないので説明が難しいのですが、やはりホンダにとってCBというものがお客さんに提供する価値は「スタンダードスポーツ」、「スポーツバイク」の基準のようなものなので、どんなライダーでもスポーツ性能を楽しんでいただけるハードルの低さやスポーツバイクの入り口だとか、そういう部分にこだわって作っているんだと思います。
また、CBは1959年に初代モデルが出てきて以来、ずっとそのホンダのスポーツバイクのあり方みたいなところを示してきました。
その性格やスタイリングのデザイン、カラーなど、今までのCBのビジュアルデザインの物語を受け継ぐことで、「CBらしさをしっかりと表現して、お客様にお届けしよう」という思いのもとで、デザインにも非常にこだわって作っています。

小野木:デザインでいうと、それこそ80年代の「CB750F」や「CB900F」を意識はしていますか?
森口さん:デザインは似ていると思います。同じCBシリーズなのでデザインは自ずと似ているところはありますね。
CBシリーズは「CB750Four」が量産車で初めて4気筒を採用したり、前輪にディスクブレーキを採用したりなど、その当時の先進技術を一般に広く提供するような役割がありました。
その役割のひとつにあったのがデザインです。各時代の先進デザインだったものをCBによって普遍化していったというところでしょうか。
なので、開発前のスタイリングは当時とても先進的だったと思いますが、それが時を経てCBのスタイリングとして普遍化していくんだと感じています。「デザインで物語を紡ぐ」という表現が合いますかね。
小野木:現段階では、市販化に向けてどういった課題が残っているのでしょう。
森口さん:開発者ではないので、なかなか具体的にお伝えすることが難しいのですが⋯⋯(笑)、実際にコンセプトモデルとは言っても、量産モデルに近いと思います。あとはもう、市販車としてまとめあげていくような段階ですね。
小野木:だいたいの販売価格は決まっているんですか?
森口さん:価格がね、本当に全然決まっていないんですよ。なるべくお求めやすい価格帯で、お届けできればいいかなって思っています。

小野木:ぶっちゃけ、競合モデルはあるんですか?
森口さん:競合モデルはやっぱり各社のネイキッド、スポーツバイクっていうところですかね。やっぱりお互いに切磋琢磨し合って、日本、世界のオートバイの市場を盛り上げていきたいなと思います。
小野木:森口さんご自身は個人的に、どんなライダーの方に乗ってもらいたいですか?
森口さん:CBシリーズは「スタンダードスポーツ」なので、この『CB1000Fコンセプト』もエントリーの方からベテランの方まで幅広く十分に楽しんでいただけるバイクに仕上がるはずです。なので、ぜひ若いライダーからベテランまで幅広く乗っていただきたいっていう思いがあります。
今はオートバイの業界に限らず少子化など日本の構造的な課題もあるので、ライダーの平均年齢も徐々に上がりつつある一方で、少しでも若いお客様に興味を持っていただき、ぜひ手に取って乗っていただければなと思っています。
小野木:貴重なお話ありがとうございました。私も微力ながらバイクに乗るきっかけづくりができるよう、皆さんの想いを発信し続けていきたいと思います!
Writer: 小野木里奈
女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。









