遂にお別れの時が来た! レクサスが「LS」の英国ラインナップからの引退を発表
レクサスは2025年3月21日に、レクサスシリーズの主力リムジンとして35年の歴史を積んだ「LS」を、英国における同ブランドのモデルラインナップから引退させると発表しました。
レクサスのラインナップにおける永遠の革新者的存在
2025年3月21日にレクサスが、レクサスシリーズの主力リムジンとして35年の歴史を積んだ「LS」を、英国における同ブランドのモデルラインナップから引退させる決断を下しました。
LSは5世代にわたって、構造技術やハンドリング性能から電動パワートレイン、最先端の安全システムや洗練された車内の高級感に至るまで、あらゆる分野で一貫して革新をもたらしてきました。
そしてレクサスの原型として真の先駆者であり、その後のすべてのレクサスモデルの基準を定めた1台です。

LSは1989年に米国でまったく新しいレクサスブランドを立ち上げた際に登場したモデルで、翌年には英国に上陸。これは6年間にわたり何千人ものデザイナー、エンジニア、技術者が関わった前例のない開発プログラムの集大成でした。
この「サークル F」(フラッグシップ) プロジェクトは、当時のトヨタ会長豊田英二氏によって開始され、経験豊富な鈴木一郎氏がチーフ エンジニアとして指揮を執っています。
その使命は世界最高の高級パフォーマンスサルーンを提供すること、つまり「完璧さの追求」でした。
4.0リッタークアッドカムV8エンジンから内装に使用されているレザーの外観や感触まで、クルマのあらゆる要素は、設計段階から数多くのプロトタイプ、そして何百万マイルもの路上テストまで、厳しい精査を受けています。
この細部へのこだわりと匠の技は、それ以来レクサスの中核であり続け、ブランドを定義するおもてなしのホスピタリティを提供するための鍵となっています。
主な目標は、高速でありながら効率的、静かでありながら軽量、エレガントでありながら空気力学的に優れた車両にすること。LSが他のメーカー (主にヨーロッパ) が提供できる最高の製品に匹敵するだけでなく、それらを上回る性能を発揮することでした。
そうして生まれたLSは1989年のデトロイトモーターショーで発表され、その後夏に世界発売されました。
メディアや一般からの反応は極めて好意的で、年末までにレクサスは米国で1万6000台を販売するという野心的な目標を達成。これが同ブランドの持続的な成功への足がかりとなり、その後わずか10年間で米国での自動車販売台数が100万台に達しています。
英国でLSは市場投入後最初の3年間、レクサス唯一のモデルでした。品質と顧客サービスに対する画期的なアプローチに支えられ、LSはレクサスのブランドを確立することに成功し、その全期間で1万2700台以上を販売しています。

LSの伝統は、レクサスの全モデルに受け継がれており、レーダーとカメラをベースにした安全機能と運転支援機能を初めて提供したモデルでもあります。その後、レクサス車に搭載されているLexus Safety System+に採用、拡張、改良されていきました。
そしてLSは、世界初の8速オートマチックトランスミッションも導入し、レーザー溶接技術の恩恵を受けて構造の剛性を大幅に高めた最初のクルマでもあります。
また、デザイン面でも先駆者であり、日本の美学を導入し、車体のラインと手仕上げの内装の両方において、日本の伝統的な職人技が車両のスタイリングに取り入れられています。
1989年、レクサスのフラッグシップは最高の伝統を受け継いだセダンでした。しかし時代と嗜好は変化し、現在の英国モデルレンジのフラッグシップは、他に類を見ない「ラグジュアリームーバー」であるレクサス「LM」です。
通常はプライベートジェットに見られるようなパーソナライズされたラグジュアリーを提供するLMは、完全に水平にリクライニングするシート、精密に制御されたキャビン クライメート、48インチの超ワイドスクリーンモニターなど、LSの伝統を受け継ぎながらも進化し続けています。









