「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ!」でお馴染み 「AKIRA」に登場する「金田のバイク」が現代に復活!? 製作にはAIも活用

フランスの「DAB Motors」とデザインスタジオ「Vita Veloce Team」は、アニメ「AKIRA」に登場する主人公・金田が乗るバイクを彷彿とさせる電動バイクを公開しました。

最新のハイテクツールを駆使

 フランスの「DAB Motors」とデザインスタジオ「Vita Veloce Team」は、アニメ「AKIRA」に登場する主人公・金田が乗るバイクを彷彿とさせる電動バイクを公開しました。

SF映画の金字塔「AKIRA」。登場する「金田のバイク」はキービジュアルとしてもよく登場します。(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会
SF映画の金字塔「AKIRA」。登場する「金田のバイク」はキービジュアルとしてもよく登場します。(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

 1982年に週刊ヤングマガジンで連載がスタートした大友克洋先生によるAKIRAは、第三次世界大戦によって荒廃した東京で、“アキラ”と呼ばれる超能力者をめぐり軍やゲリラ、暴走族たちが戦いを繰り広げるストーリーの本格SF作品です。漫画のほか、1988年には劇場版アニメも公開されています。

フランスの「DAB Motors」とデザインスタジオ「Vita Veloce Team」が手掛けた電動バイク。アニメ「AKIRA」に登場する「金田のバイク」への敬意が込められているといいます
フランスの「DAB Motors」とデザインスタジオ「Vita Veloce Team」が手掛けた電動バイク。アニメ「AKIRA」に登場する「金田のバイク」への敬意が込められているといいます

 主人公の金田正太郎は、大戦から復興した都市“ネオ東京”の職業訓練校に通う学生であり、不良グループのリーダー格で、毎晩のようにバイクで街を暴走しては他のチームと縄張り争いをしていますが、金田のトレードマークといえるのがキービジュアルにもたびたび使われる真っ赤なバイクでしょう。

 通称「金田のバイク」と呼ばれるこのバイクは、劇中の登場人物に言わせるとコンピューター制御のABS付き、1万2000回転の200馬力、バックも可能とのことで、スペック的には現在市販されているバイクで実現可能ですが、構想されたのが1980年代だということを考慮すると、原作者の先見性には今でも驚かされるでしょう。

 DAB MotorsとVVTが製作した一台は、AIツールを駆使して、バイクの形状を精緻化しながら開発されたもので、3Dプリンターを用いてボディワークを構成。

 ホイールカバーとリムの間には音吸収フォームを装着し、低周波の音を発生させることで電気モーターの唸りがライダーの体に共鳴するほか、暗闇で光るLEDも仕組まれています。

 ライディングポジションなどは本家とは異なるものの、金田のバイクの雰囲気を見事に踏襲した一台といえそうです。

【画像】「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ!」 AKIRAに登場する“金田のバイク”風のバイクを画像で見る(11枚)

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