交通事故が増える「薄暮」 自分の姿まわりから見えてる? 秋から冬にかけて自転車走行とくに危険

冬に向けて徐々に日が短くなり、暗くなる時間帯もずいぶん早くなってきました。通勤・通学や買い物など、夕暮れ時の自転車走行にはより注意が必要です。

自転車はアピール力が大事!?

「薄暮」という言葉をご存じでしょうか。「薄暮(はくぼ)」とは、日没後の黄昏の時刻、つまり空が徐々に暗くなり、夜の闇が訪れる直前の時間を指します。そして薄暮の時間帯は交通事故が多発するとされ、一日の中でも注意が必要な時間帯とされているのです。

警察庁では日の入り前後1時間を「薄暮時間帯」とし、統計(2019年から2023年までの5年間)では10月以降、特に17時台、18時台、19時台の時間帯で死亡事故の発生が多くなっている
警察庁では日の入り前後1時間を「薄暮時間帯」とし、統計(2019年から2023年までの5年間)では10月以降、特に17時台、18時台、19時台の時間帯で死亡事故の発生が多くなっている

 警察庁の発表資料によると、令和元年(2019年)から令和5年(2023年)までの5年間について、時間帯別の死亡事故の発生件数は、特に17時台、18時台、19時台が突出しています。

 また、薄暮時間帯における死亡事故では、7月以降は増加傾向に転じ、特に10月から12月にかけて最も多く発生しているそうです。

 まさにこれからの季節(10月~)、夕暮れ時の道路上には危険が潜んでいるということでしょう。特に多いのは、自動車と歩行者による事故だそうですが、それらの事故のうち7割が横断歩道以外の場所で起きています。自転車走行時も注意が必要であることは言うまでもありません。

 事故から身を守るため、自転車もクルマと同様、早めのヘッドライト点灯が重要です。明るさを自動で感知して点灯するオートライトが備わっている場合は問題ありませんが、手動の場合は暗くなってからではなく、暗くなる前に点灯するべきでしょう。

 ライトをつけることで、自分の存在を周囲のクルマや歩行者に知らせることができます。特に街灯が明るい道で無灯火では、自分からは相手が見えていても、相手から自分が見えているとは限りません。

 また、薄暗くなるとクルマとの距離や速度が分かりにくくなり、横断する際やクルマとすれ違う際に、昼間と比べて一層の注意が必要です。

 ちなみに、近年では自転車のハブ軸の回転で発電するタイプや充電池式のLEDライトが主流です。昔ながらのタイヤの側面に発電装置をあてて光るダイナモ式よりも明るく照らすので、古いタイプを装備している場合は、買い替えがオススメです。

 より「見えやすい」工夫として、衣服や小物の色を明るくするという方法もあります。一般的には、黄色やオレンジなどの明るい色がベターとされ、これからの季節であれば、マフラーやストールといった小物の色を明るい色にするというのも一考です。

 さらに、反射材の活用も有効です。100円均一ショップなどで手軽に購入することができるので、自転車本体のほか、靴や衣服など、身に着けることでドライバーや歩行者から認識されやすいよう、工夫するとより効果的でしょう。

【画像】まさにこれから!? 交通事故が増加する「薄暮」の時間帯を画像で見る(5枚)

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