自己ベスト更新!! FIM世界耐久ロードレース選手権開幕戦「ル・マン24時間耐久」 レーシングライダー石塚健のレースレポート【前編】
2026年シーズンの「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」開幕戦「ル・マン24時間耐久レース」に参戦した、レーシングライダー石塚健選手のレポート【前編】をお届けします。
いよいよ2026年シーズン開幕戦!!
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
今回は、2026年4月16日から19日にフランスのル・マンにある、ブガッティサーキットで開催された「FIM 世界耐久ロードレース選手権」の開幕戦、ル・マン24時間耐久レースに参戦したレポートをお届けしたいと思います。
レースを終えて、帰りの飛行機の中でレースを振り返りながらこのレポートを書いています。今シーズン初戦のレースレポートです。それでは行ってみましょう!

レース2週間前となる3月30日と4月1日に行われた公式テストでは、天候が荒れがちなル・マンとは思えないほど快適な気候の中、2日間とも順調にテストをこなしていくことができました。仕上がりはまずまずで、ラップタイムも昨年の自己ベストと同等な所まで持っていくことができ、レースウィークに向けて期待の持てる内容となりました。
そこからレースウィークまでの約2週間は、チームに帯同する形で先ずは「FSBK」(フランス選手権)を観戦。その後はチームオーナーのジュリアン宅に滞在し、子供達とサッカーやフリスビーで遊んだり、トレーニングしたり、夜は食事をしながらレースに向けての確認事項などを話して過ごしました。
チームメカニックやジュリアンの親戚なども時々家を訪れるので、みんなで毎日楽しい時間を過ごし、良いリフレッシュになりました。
そしてレースウィーク初日となる月曜日の朝に、チームメンバーがワークショップに集まっていよいよサーキットに向けて出発。到着後はすぐに搬入作業がスタート。
走行初日となる火曜日、昨年のル・マンとは打って変わりレースウィークの天候は晴れ。コンディションの心配をすることなくセッションに集中して取り組むことができました。
テストで進めた主な項目は、ライダー4人のフィーリングの擦り合わせとリアのグリップを引き出す作業、電気系のセッティングです。4人で1台のバイクを使用してテストを進めていたので、1人当たりの走行量はあまり多くはありませんが、短い時間でライディングも詰めていきます。
水曜日は午前にテクニカルチェック(車検と装備のチェック)、午後からはル・マン市街地でのパレードラン・イベントが行われ、写真撮影やファンとの交流を楽しみました。
その後はライダーとチーム監督で公式ブリーフィングに参加。走行はなかったものの忙しく長い1日となりました。

木曜日は午前中に2時間のフリープラクティスがあり、午後からは予選1回目(Q1)がスタート。予選は各ライダー20分間のタイムアタックをして、例年通りチームの中の上位2人のベストラップの平均が結果となり、グリッドが決まります。
自分は2番目のライダーイエロー組。開始直後に他車が目の前で転倒して赤旗が出ますが、仕切り直し後は集団の前方から出て自己ベストを更新する1分37秒台を記録。ユーズドタイヤ、単独走行での更新でレースに向けてはポジティブな要素となりました。
翌日の予選2回目(Q2)では、リアタイヤのみ新品を履いてアタック。再び自己ベスト更新となる1分37秒前半をマークし、ライダーイエロー組の2番手。昨年よりも1秒ほどタイムアップできており、成長できている実感が持てた事が嬉しかったです。
チームの予選順位は、自分とケビン選手の平均タイムが採用されてクラス5番手で通過しました。
タイム的にはBMWの上位3チームが若干抜けているものの、コンマ数秒内に何チームもが入るという、今年もかなり混戦な予選となりました。
そして迎えた決勝日当日。天候は晴れのフルドライ。土曜日15時、ついに24時間レースがスタート……!!
ということで、レポート前編はここまで。次回の後編では決勝レースの模様をお届けします! 楽しみにしていてください。それではまた!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









