直進安定性と旋回性を左右する!? モデルやジャンルによって設定も様々な「軸間距離」とは??

バイクのカタログや、メーカーHPに掲載されている「スペック」や「仕様」、「諸元」の表には、購入時の参考や、ライバル車との性能比較など、役立つ情報が含まれています。バイクの性格や乗り味に影響する「軸間距離」について紐解いてみましょう。

前後ホイール中心間の距離を示す数値

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「軸間距離」についてです。

 軸間距離とは、フロントホイールの中心からリアホイールの中心までの距離を示す数値のことで、ホイールベースとも呼ばれます。

 車体寸法を表す基本的な指標のひとつであり、バイクの走行特性に大きな影響を与えます。

カタログやスペック表ではmm単位で表記されるのが一般的です。

ヤマハ「XSR155」の軸間距離は1325mm
ヤマハ「XSR155」の軸間距離は1325mm

 一般的に軸間距離が長い車両は直進安定性に優れ、高速道路や長距離ツーリングでゆったりとした走りを実現しやすくなります。

その反面、車体の向きを変える際には大きな動きが必要となるため、旋回性はやや穏やかになる傾向があります。クルーザーや大型ツアラーなどは比較的長めの設計が採用されることが多いようです。

 逆に軸間距離が短い車両は、軽快なハンドリングや素早い方向転換を得意とし、ワインディングやサーキット走行に適した特性となります。スーパースポーツなどのスポーツモデルに多い特徴です。

 ただし極端に短い場合は高速走行時の安定性に影響することもあります。そのためメーカーは車両の用途に応じて軸間距離を設定し、求める走行性能とのバランスを取っています。

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