日本のチョッパー・シーンの金字塔 31年前に製作されたカスタムバイク「TITAN」が残したもの リアビューから見てもメカニカルな佇まいを見せる『TITAN』。鈍く光るチタン製マフラーが印象的です(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) サイドビューはヘッドライトのマウント位置が気になりますが、これは当時に装着されていたパーツが紛失した為、代替えの社外品を装着しているゆえ。生前の佐藤氏は、このタイタンをバラし、新たに創り変える計画を抱いていたといいます(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) リアホイールはディッシュタイプの16インチ。ブレーキキャリパーはPM製を装着。大径のフローティング・ブレーキローターも当時はかなり斬新なパーツです(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) エンジンとミッションを繋ぐプライマリーはアルミ製のシュラウド(カバー)を装備。ペグもワンオフ(一品もの)で製作したものを装着します(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) 今見ても旧さを感じさせないタンクはアルミ叩き出しで製作したもの。フューエルコックの位置や金属の質感を生かしたフィニッシュも時代を超越したセンスを感じます(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) 日本のチョッパーシーンに多大な功績を残した佐藤由紀夫氏。1975年に練馬区江古田のガレージで『モーターサイクルズDEN』を名乗り、1978年に大田区大森で店舗をオープン。1993年に不慮の事故により逝去。享年42歳。我が国のチョッパーシーンを語る上で欠かせないカリスマと呼ぶべき人物です。 ステンレス鋼管で製作されたグースネック・フレームとアルミ外装、削り出しのエンジンなど現在見ても旧さを感じさせない『TITAN』。まさに傑作と呼ぶに相応しい一台です(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) スプリット(分割)タイプのロッカーカバーや削り出しのヘッドおよびシリンダーが印象に残るエンジンはハーレーのショベルヘッドがベース。キャブはS&S製スーパーDを装着します(撮影 バッドランド・クワイ ケイイチ) この画像の記事を読む バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 画像ギャラリー