1/4マイルで世界最速の記録を持つ日本人 トップ・ドラッグレーサー「重松 健」選手の活躍を振り返る

2018年11月15~18日に米国ジョージア州サウスジョージアスポーツパークで開催された“Man Cup”でも優勝を果たした重松選手。マフラーからの強烈な炎が印象に残る1カットですが、この排圧によって100kg以上の排圧をリアタイヤに掛け、トラクションを向上させる意味があります(撮影 合屋重信)
2018年、サウスジョージアスポーツパークの“Man Cup”では東京のメイズモーターサイクルの斎藤正氏(ドラッグレーサー用レーシングスタンドを持つ人物)も帯同し、ライダーとしてトップフューエルでデビュー。現在、斎藤氏は日本国内でドラッグレース団体である“V.D.A.”も主催していますが、90年代にドラッグレースの魅力を伝えた重松健氏への敬意を感じる1カットです(撮影 合屋重信)
2018年、サウスジョージアスポーツパークの“Man Cup”では東京のメイズモーターサイクルの斎藤正氏(ドラッグレーサー用レーシングスタンドを持つ人物)も帯同し、ライダーとしてトップフューエルでデビュー。現在、斎藤氏は日本国内でドラッグレース団体である“V.D.A.”も主催していますが、90年代にドラッグレースの魅力を伝えた重松健氏への敬意を感じる1カットです(撮影 合屋重信)
2018年、サウスジョージアスポーツパークの“Man Cup”にてグリッドを待つ重松選手のヒトコマ。スタンドの観客数からも米国でのドラッグレースの人気が伺えます(撮影 合屋重信)
車両左にある“スター&ストライプ”が描かれたものがドラッグマシン用のスターター。排気量3100ccのモンスターマシンが通常のセルモーターで始動出来るハズもなく、クランクシャフトに直結するこのようなマシンでメカニッククルーがエンジンをスタートさせます(撮影 合屋重信)
車両左にある“スター&ストライプ”が描かれたものがドラッグマシン用のスターター。排気量3100ccのモンスターマシンが通常のセルモーターで始動出来るハズもなく、クランクシャフトに直結するこのようなマシンでメカニッククルーがエンジンをスタートさせます(撮影 合屋重信)
フロントフェアリングやボディパーツを取り外した状態の“TPPトップフューエルハーレー”の姿。リフト上でも怪物的な姿が迫力を醸します(撮影 合屋重信)
レーンで走行を待つ重松選手。米国のドラッグレース場は路面にVHT(トラックバイト)という溶剤がまかれているのですが、こうした点が専用コースのない日本と大きく違う点かもしれません。路面は粘着テープのようにベタベタなのですが、そこでいとも簡単にタイヤを空転させるドラッグレーサーのパワーには驚愕です。またレース場によって左レーンか右レーンかで勝敗が変わるほど、路面のコンディションは繊細です(撮影 合屋重信)
他メーカーのモデルと比較してクラッチレバーが重いハーレーですが、それを最大で50%軽減し、さらには滑らない構造を持つ“VPクラッチ”の生産と販売が重松健氏のメインビジネス。ドラッグレーサーのロックアップ機能を応用したこのパーツはご覧のとおり重松氏が自らCNCマシンを使い、生産。優れたクラフトマンであり、メカニックという顔も持つ人物です。その最新モデルが TPP 070 VPC-Ultimate TCで国際特許を取得したプレッシャープレートの遠心機構を内蔵。ノーマルのH-D TC110の場合、クラッチを握る圧力が約8.4kgかかるのですが、それが約3.8kgに軽減。握り心地とキレ、エンジンのパワーを確実にミッションへ伝達する性能などが高い評価を受けています
他メーカーのモデルと比較してクラッチレバーが重いハーレーですが、それを最大で50%軽減し、さらには滑らない構造を持つ“VPクラッチ”の生産と販売が重松健氏のメインビジネス。ドラッグレーサーのロックアップ機能を応用したこのパーツはご覧のとおり重松氏が自らCNCマシンを使い、生産。優れたクラフトマンであり、メカニックという顔も持つ人物です。その最新モデルが TPP 070 VPC-Ultimate TCで国際特許を取得したプレッシャープレートの遠心機構を内蔵。ノーマルのH-D TC110の場合、クラッチを握る圧力が約8.4kgかかるのですが、それが約3.8kgに軽減。握り心地とキレ、エンジンのパワーを確実にミッションへ伝達する性能などが高い評価を受けています
右上のタイム表示からお分かりのとおり2017年、ジョージア州のバルドスタレースウェイでトップフューエルハーレーの世界記録となる“6.021秒”を叩きだした際の重松健選手。この写真のようにトップフューエルドラッグレーサーがゴール付近まで、ほぼウイリー状態のまま370km/h以上の速度で弾丸のように走り抜けます(写真提供 TPPトップフューエルハーレー)
重松健(しげまつ たけし)1965年生まれ 愛媛県出身。アメリカ・アリゾナ州のメカニックスクールである“MMI”に在学中の1992年にドラッグレースに出会い、ストリートクラスに参戦した後、日本に帰国後、ガソリン仕様のプロストックレーサーを製作。日本でドラッグレースの普及につとめる。また1998年に再び渡米し、プロフューエルクラスのレーサーを入手。練習走行を経て最初に参戦したAHDRA(アメリカのハーレーのみで開催されるドラッグレース団体)で7.25秒のタイムを叩きだし、デビュー戦にして日本人初の優勝を果たす。2002年からは最高峰のクラスである“トップフューエル”にステップアップし、2007年にはAHDRAへフル参戦。バンス&ハインズレーシングのダグ・バンシルと年間チャンピオン争いを展開。その後2008年よりスポット参戦での“最速タイム”に目標を切り替え、2017年にジョージア州のバルドスタレースウェイで開催された“マンカップ”でハーレー史上最高となる6.021秒のタイムをマーク。2019年には全米最大のドラッグレース団体であるNHRAでも6.10秒のレコードを樹立する。名実ともに世界の舞台で活躍するトップドラッグレーサーです
ピットで自らのマシンを整備する重松選手。米国のドラッグレースの世界ではライダーが自らマシンを整備することがベーシックなスタイル。大げさ抜きに命をかけたレースゆえ、運命は自らの技術に委ねます(撮影 合屋重信)

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