「またあの鼓動を感じながら走りたい」 ロイヤルエンフィールド「クラシック350」 街で見かける機会が増えたのも納得のハイコスパ!! ~高梨はづきのきおくきろく。~
毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、「中免」で乗れる輸入車、クラシックな外観で人気のロイヤルエンフィールド「CLASSIC 350」の魅力についてお届けします。
「女性に人気」もナットク!
皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!
本日の「きおくきろく。」は、ロイヤルエンフィールド「Classic 350(クラシック350)」に試乗してきたので、その魅力をお届けしていくよ!
今回試乗したのは、シリーズの中でも最上位価格帯となる「Emerald(エメラルド)」カラー。深みのあるグリーンのボディとクロームタンクの組み合わせは、落ち着いた雰囲気の中にも高級感があり、思わず足を止めて眺めたくなるほど。クラシック350の世界観を存分に味わえるカラーリングだった。
価格(消費税10%込み)は69万8000円からで、最上位のエメラルドでも77万7700円と良心的。スタッフさん曰く、日本で一番売れているモデル(累計約900台!)だとか。街で見かける機会が増えたのも納得のハイコスパ。

ロイヤルエンフィールドは、1901年創業の世界最古の現存するモーターサイクルブランド。その長い歴史の中で培われた世界観が、この「クラシック350」にも色濃く受け継がれている。
丸いヘッドライトに大きく包み込むような前後フェンダー、ティアドロップ形状の燃料タンク。どこを見てもクラシックな雰囲気にあふれていて、まるで時代を遡ったような気分になる。
このデザインは1948年の名車がルーツになっていて、見た目だけでなく、「ゆったり走る時間を楽しむ」というブランド哲学まで現代に息づいているんだ。
搭載されるのエンジンは排気量349ccの空冷単気筒の5速ミッションで、最高出力20.2PS、最大トルク27Nmを発揮。数字だけを見るとスポーツバイクのような派手さはないけれど、このエンジンが目指しているのは速さではなく、低回転からトコトコと鼓動を感じながら走る気持ちよさなんだ。
路面の凹凸をしっかり受け止める足まわりは、リアサスペンションには荷物やタンデム時に合わせて硬さを調整できるので、街乗りからツーリングまで幅広く対応できる。
燃料タンク容量は13Lで、一度給油すれば、のんびり景色を楽しみながら少し遠くまで走りたくなる余裕も感じられた。
さらに、このモデルにはロイヤルエンフィールドの新世代車体「Jプラットフォーム」が採用されている。2021年にフルモデルチェンジした「クラシック350」からの新設計で、それ以前のモデルと比べてフレームやエンジンが一新。
振動が抑えられ、直進安定性や乗り心地も大きく向上。以前の「味のある振動」を残しつつ、長距離でも疲れにくい絶妙な鼓動感に進化しているんだ。

走り出してまず感じたのは、とにかく落ち着いた乗り味だった。アクセルを開けても急に飛び出すことはなく、アクセルを戻しても減速は穏やか。エンジンブレーキも強く効くというより、速度がスーッと自然に落ちていくような感覚で、必要以上に神経を使うことなく走ることができた。
一方で、スラロームのようにクラッチを細かく使う場面では少し独特な印象もあった。スポーティなバイクのようにキビキビ向きを変えるというより、どっしり構えて安定して走ることを大切にしているセッティングなんだと思う。
正直に言うと、「ワクワクする加速感」を楽しむタイプではない。でも、それがこのバイクらしさでもある。車体はどっしりと構えていて、必要以上に動きすぎない。何かが起きそうな不安を感じることもなく、景色を眺めながら自分のペースでゆっくり走る時間が心地よかった。
昔ながらの250ccシングルを思わせるような「トトトト……」という優しい鼓動感が好きな人なら、きっと「クラシック350」とも波長が合うはず。

試乗中にひとつ戸惑ったのが、1速から2速へのシフトチェンジ。何度かニュートラルに入ってしまい、「ギアが入りづらいな」と感じていたんだけど、原因は私自身にあった。
じつはこのモデルにはシーソーペダルが標準装備されていて、その存在に気付かず通常のシフトペダルと同じようにつま先だけで操作していたんだ。すると足を深く差し込みにくく、ペダルを持ち上げる量も少ないので、「ちょっと乗りづらいかも」と感じていた。
ところが、説明してくれたスタッフの方にシーソーペダルの使い方を教えていただき、かかと側も使ってみると印象は一変。ギアはスムーズに2速へ入り、違和感はほとんどなくなった。
「ブーツが傷付きにくく女性に人気」とのことで、靴のサイズが23.5cmの私でも操作感は抜群。かかとを軽く乗せるだけで滑らかにギアが入り、慣れたら圧倒的に楽ちんだったよ!
さらに2025年モデルではギアポジションインジケーターも追加。今どのギアに入っているのか一目で分かるので、初心者にも嬉しい装備だね。

シート高は805mmで車重は195kgと、身長158cmの私が跨ると少し高めに感じたものの、不安になるほどではなかった。
座面はクッション性が高く、ふわっと包み込まれるような座り心地で、長時間走ってもお尻が痛くなりにくそう。ゆったり流す「クラシック350」のキャラクターにもよく合っていると感じた。
とくに3速から4速あたりがとても扱いやすく、低回転からしっかりトルクがあるので、頻繁にシフトチェンジをしなくても気持ちよく流すことができる。
刺激的な走りを求める人には少し物足りなく感じるかもしれない。でも、「速く走ること」より、「心地よく走る時間」を大切にしたい人には、この穏やかな乗り味はきっと大きな魅力になるはず!
走っている時より、走り終えてからじわじわと思い出す。そんなバイクは意外と少ない。気付けば「またあの鼓動を感じながら走りたい」……「クラシック350」は、そう思わせてくれるバイクだったよ。
ということで本日はここまで! また「8」のつく日にお会いしましょう~!

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

















