新型「パニガーレV4 S」に魅せつけられたトップグレードの威力 ドゥカティのスーパーバイクは第7世代へ

身長165cm、体重68kgの筆者(小川勤)が「パニガーレV4 S」に跨った状態。先代モデルもそうでしたが、僕の体格だと両足をきちんと着くのは難しく、スタンドを収納するのも困難です
今回試乗した「パニガーレV4 S」(2025年型)の価格(消費税10%込み)は414万1000円。足まわりなどの装備が異なるスタンダードの「パニガーレV4」が323万9000円。国内導入は2024年内を予定しているとのこと
エンジンをシャシーの一部として考える車体づくりは、ドゥカティの昔からの手法です
エンジンはMotoGPマシンと同じ爆発間隔(90°→200°→90°→340°でクランク2回転)の90度狭角V4。ピストン径もMotoGPマシンと同じφ81mm。逆回転クランクやバルブ開閉機構であるデスモドローミックもレース譲り。1万3500rpmで216psを発揮し、レーシングキット装着で228psを発揮します
前後サスペンションはオーリンズ製。ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション(DES)は内部も制御も一新しています
前後サスペンションはオーリンズ製。ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション(DES)は内部も制御も一新しています
様々なキャリアのライダーがヴァレルンガサーキットで新旧「パニガーレV4 S」を乗り比べたところ、新型に乗った全員が1秒近くタイムアップしたとのこと
オプションのデータロガーを使うと自分の走りを「見える化」することが可能。フランチェスコさんが走行毎にアドバイスをくれました
6.9インチのTFTメーターは視認性も高く、表示方法も多数です。ドゥカティコルセが開発した電子制御は、6軸慣性ユニットがベース。このモデルからドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)というドゥカティ独自のアルゴリズムを使用することで、予測的に作動するようになりました
ダウンフォースを失うことなく、空力は4%向上しています。ラジエーターとオイルクーラーはともに熱の排出性をアップ
「851」からスタートしたドゥカティのスーパーバイク。2025年モデルの「パニガーレV4」シリーズで第7世代へ
2018年にデビューした「パニガーレV4」シリーズ。当時はフロントフレームには穴(肉抜き)は無く、試乗会が開催されたヴァレンシアサーキットでスロットル全開にすると、大きく振られたことを思い出します
2025年モデルからドゥカティ初の自社製ホイールを採用。かなりの重量削減に成功し、これもハンドリング向上に貢献しています
フロントダブルディスクブレーキにはブレンボ製Hypureキャリパーを採用。先代モデルから(2個で)60g軽量化され、力がかかっていないときのディスクの滑りを15%も軽減しています
シートはフラットな形状で、後方向に35mm伸び、幅は50mm拡大。これは欧米の大柄なライダー達にとってはかなり大きなメリットのようでした
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
ドゥカティ新型「Panigale V4 S」(2025年モデル)に試乗する筆者(小川勤)
フレームはエンジンとフロントフォークを繋ぐためのシンプルなパーツに。サイド部分は大きく肉抜きされ、先代モデルから横剛性は40%も落とされています
スイングアームは片持ちから両持ちに。横剛性は37%も落としています。両持ちにすることでマフラーの設計の自由度を生み、ステップを1cm内側にマウントすることができたメリットもあります
ライダーが求めれば、「パニガーレV4 S」は相応に応えてくれます。「誰もがラップタイムを向上させることができるバイク」なのです。相応のフィジカルが必要になりますが……

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