やっぱりプロの技は凄い!! 新車当時のカワサキ「Z2」エンジンカバーの風合いを再現〜日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承〜Vol.29

高校生の時に所有していたZ2/A4にも、この初代750RSシリーズのサイドカバーエンブレムを取り付けていたことを思い出します。80年代以前は「900」ロゴのZ1が憧れでしたが、現在は、国内モデルだった「750」の方が、希少性があり人気も高いようです
次回の連載以降では、エンジンの組み立て作業をリポートいたします。やっぱりカワサキ調に仕上げられたダイナモカバーは、顔が映り込むほどピカピカに仕上げられた鏡面仕上げとは趣が異なるように感じます
程度極上カバーならまだしも、おそらく軽度な転倒によるキズがダイナモカバーにはありました。今回は、そのキズが消えるまでなだらかに削り込み、その後、本格的な磨き工程に入ってくださいました。キズは完全に消えています
オイルパンやミッションケースカバーが、メーカー純正でどのように仕上げられていたのかとはまったく別に、今回は、ぼくの個人的な好みで、オイルパンとミッションケースカバーにはウエットブラスト処理を施していただきました。こちらもしっとり輝きます
ヘッドカバーはペイント仕上げですが、カムシャフトエンド部分のみポリッシュ仕上げとなっているのが初代空冷Z系エンジンです。今回は、ペイントの下地作りとしてアルミナブラストを全体に当て、その後、カムエンド部分だけポリッシュ仕上げにしていただきました
ブラックエンジンが蘇ったことで、エンジンカバーの輝きが重要になることは、誰にもご想像いただけると思います。バフ研磨のプロであるネギシケンマにて、各種エンジンカバー類の研磨仕上げをお願いしました。この時代のカワサキ純正カバーは、特有の鏡面仕上げなので、今回はそんなカワサキ仕様でお願いしました。
プロ用の大型バフ研磨機にて下地仕上げからフィニッシュまで行なわれます。当然ながらバフ布や研磨剤を使い分けながら、下地作りからフィニッシュまで、磨き作業が進められていきます。強力なバフモーターが唸りながら輝きを増していきます
部品点数が多くても、同じような風合い、仕上がりにできるのは磨き職人さんならではのお仕事です。ひとつの部品だけを磨き上げるのなら可能かも知れませんが、複数の部品を同じ風合いに仕上げるのは、大変難しいことだと思います。大満足の仕上がりです!!

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