スーパーカブが速くなる!? “かもめカブ90”に同系列エンジンのCS90系パーツをコンバート!!

CS90後期型エンジンは完全に分解しました。ベンリィCS90とC90とでは、シリンダーヘッドの鋳物デザインに違いがありましたが、果たして燃焼室形状や吸排気バルブ径に違いがあるのでしょうか? 仮に、違いがあるようでしたら、CS90用で組み立ててみたい気持ちはありますが、逆に、見た目はまったく変わらずに、中身だけ性能アップしているのも楽しいと思いますが……
クランクシャフトは50cc系の横型エンジンと似たデザインです。しかし、モンキーやダックスに採用されていて、点火時期が固定進角の通称「Sクランク」以上に、短いクランクシャフトエンドを採用しているのが初代90系エンジンです。レーシングエンジンなら、分解して「おむすび」型に加工にしても楽しそうです
シリンダーとピストンはstd(スタンダード)サイズのままで、まだ十分に使えるコンディションでした。CS90初期シリーズは、アルミシリンダーを採用していたことでも知られています。CS90系エンジン(旧C90系も含む)の中で、唯一、ハイコンプピストンを採用していたのが、郵便カブのMD90のようです
カムシャフトとガバナー(遠心式スパークアドパンサー)。50/65/70cc系のOHC横型エンジンはフライホイールの内側に遠心化バナー+ポイントカム、ポイント(コンタクトブレーカー)がレイアウトされていました。CS90系エンジンのポイントは、カムシャフトエンドに組み込まれていました。CS90とC90では、カムタイミングと最大進角が異なるデータでした
どの部品よりも組み込みたかったのが、この4速ロータリーミッションです。スーパーカブC90用のギヤレシオと比較すると、ローギヤとトップギヤのレシオがまったく同じです。対して、その途中が1枚ギヤのスーパーカブC90に対して、CS90は2枚ギヤになります。つまりクローズドレシオ設定の4速ロータリーミッションになっています
以前に所有していたベンリィCS90と旧型スーパーカブC90系は、同系列エンジンを搭載していました。ベンリィCS90の走りと比べて、あきらかにビジネスユース=荷物を満載して走ることを意識したエンジン特性になっているのがスーパーカブC90でした。ぼくの場合は街乗りやツーリングユースがメインなので、荷物積載に関係なくエンジン仕様を変えてみたいと思います。現在大人気のスーパーカブの派生モデルとして「ツーリングカブ」仕様が仮に登場すれば、また新たなユーザーが増えますよね。現代のスーパーカブとはひと味違ったフォルムが「かもめシリーズ」だと思います
同じ角度の写真ではないので、わかりにくいかも知れませんが、CS90(左)のクランクケースとC90(右)のクランクケースには大きな違いがあります。CS90はエンジンマウントが3か所で、スーパーカブC90はエンジンマウントが2か所になります。後方下のマウント位置は同じですが、上側のマウント位置は異なり数にも違いがあります。つまり単純なエンジンの載せ替えはできませんでした

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