トライアルの絶対王者トニー・ボウ選手 Xトライアルで13連覇達成
2019年Xトライアル世界選手権は、圧倒的な強さでRepsol Honda Teamのトニー・ボウ選手が勝利し通算13度目のタイトルを獲得しました。
タイトル25個目、室内屋外でもタイトルは譲らない絶対王者
2019年Xトライアル第5戦は、フランス・マルセイユで開催され、Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手が今シーズン4勝目を挙げ、Xトライアル世界チャンピオンに輝きました。

トニー・ボウ選手にとって13度目のXトライアルタイトルであり、25個目の世界タイトルです。トニー・ボウ選手の初めてのインドア世界タイトルは2007年、Repsol Honda Teamに加入し最初のシーズンでのことです。以来13年間、トニー・ボウ選手は一度も王座を奪われることなく、連続でタイトルを獲得しています。
2019年シーズン、ブダペストで開幕したXトライアルは、ブダペスト、ビルバオ、グラナダでトニー・ボウ選手は勝利を挙げ、バルセロナでは2位表彰台を獲得し、マルセイユでの勝利でTRRSのA・ラガ選手に21点差をつけて、今シーズンのタイトルを獲得しました。
トニー・ボウ選手は、タイトルを獲得して目標は達成しましたが、Xトライアルは4月27日開催されるアンドラ大会で最終戦を迎えます。

13度目のタイトルを獲得したトニー・ボウ選手のコメント
「今日、新たに獲得した世界タイトルにとても満足しています。今日の戦いは非常に高いレベルで、非常に難しいものとなりました。今日、私のライディングはスムーズとはいいがたいものでした。タイトル獲得を前に、やはり緊張があったのではないかと思います。ラウンド1もラウンド2も、かなり難しい戦いとなりました。しかし最後には、我々は勝利を得ることに成功しました。今回の勝利は、ライディングに長けていたというよりは、チームの作戦の勝利と言うべきものでした。タイトル獲得への最善の道は、この大会での勝利でした。チームと、家族のみんなに支えられての快挙でした。ありがとうございました」
【了】