BMW Motorrad「S1000RR」新型登場! 10年を節目にフルモデルチェンジしたフラッグシップ・スーパースポーツ

骨格も刷新、スリムなボディと強い足でコーナリングを最適に

 フレームまわりの進化も大きなトピックです。新型のフレーム形状は、張り出しの大きいツインスパー形状(エンジンを左右から包み込むような形状)だった先代から一転、スリムさを狙ったデザインへと変更。ダイキャスト製(合金を金型に圧入成型する特殊な鋳造手法)のフレームはその肉厚も適材適所でコントロールされています。また、タンクまわりをタイトにすることで、ライディングの自在さも向上しているのです。

フレーム形状からエンジン内部にいたるまで最適化がなされた新型S1000RR

 リアサスペンションにおいては、従来フレームの下側にリンクを配したボトムリンクから、シート下部にリンクを設けたアッパーリンクタイプへと変更されました。これにより、リアショックの搭載位置は後方に移動したものの、スイングアームに作られたトンネルに包まれるようにマウントされていた先代より、エンジン熱の影響を受けにくいレイアウトとなっています。

 また、リンクの比率も変更もされています。リアタイヤがストロークした量に対し、前モデルよりショックユニットストローク長を大きくとることで、サスペンションの動き出し領域から理想的な動きを実現。よりソフトな立ち上がりの足まわりに設定されています。

 また、延長されたスイングアームや車体設定に合わせるため、フロントフォークの傾きなどを見直すことで、カーブへのアプローチで前半パートでの旋回性の高さを与えたと開発者は語ります。

TFTモニターを採用したメーターパネルを見ながらさまざまな設定が可能

 新型S1000RRにはいくつかのグレードが設定されていますが、上級グレードには、ライディングモードプロと呼ばれる、レーストラック専用の制御モードも搭載されます。この機能は従来ラップトップから車体側のコントロールユニットにアクセスして変更していた領域のセッティングの多くを、6.5インチのTFTモニターの画面と、クラッチ側のハンドルスイッチに加わったマルチコントローラーから選択、設定変更ができるものです。

 さらにはトラクションコントロール、ABS、ウイリーコントロール、トルクカーブ、エンジンブレーキコントロールなど、細かく設定できるのも新型S1000RRの特徴で、様々なバイクの動きをモニターする6軸センサーの採用で、制御の高精度化も実現しています。

【了】

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