本質は怖くないバイク!? 二輪でもトライクでもないライカーの本当の魅力とは

ライカー人気!! 最大の秘密は安全だった!

 実際、小沢は試乗後に来日していた女性副社長のジョゼー・ペロー氏(以下:ペロー氏)を直撃したところ意外なる答えが返ってきました。

BRPジャパン大貫陽介社長/BRPジョゼー・ペロー副社長/小沢コージ

 小沢:厳しいことからお聞きすると、日本はバイクに対する規制が厳しく、特に東京では二輪に乗る人が少ない。ライカーには一体どういう勝算があるんでしょう?

 ペロー氏:それはアメリカも同じです。今二輪マーケットはシェアがどんどん下がっていて、みんな「二輪は危ない、怖いので乗りたくない」と思っているんです。それに変わるものとして3輪のライカーが登場したんです。

 小沢:そうだったんですか。ただ、日本は駐車規制が異様に厳しく、特に東京は約20年前からは駐車規制で流行っていたビッグスクーターは壊滅的に消え去りました。そういう問題はアメリカにはないですよね。

 ペロー氏:ありません。アメリカは広いので(笑)。そうではなく、高速などで大きなピックアップがガンガン飛ばしているのでバイクでは怖いんです。だからライカーなんです。

カンナム「Ryker(ライカー)」

 小沢:そこは乗ってわかりました。転けないのはもちろん、踏ん張り感が違うし、テールランプも幅広いので追突される心配も少ない。

 ペロー氏:そうでしょう! アメリカには事故率のデータがあるんですが、ライカーは二輪と比べて低く、保険料も安い。それから、ボッシュが開発したスタビリティコントロールが付いていて、非常に安定しています。

 小沢:つまりタイヤの空転やロックを防ぐトラクションコントロールが付いているんですか。それからコーナリング中に左右タイヤのどちらかをつまんでスピンを防止したりとか?

 ペロー氏:その通りです(笑)

※ ※ ※

 ビックリしたのはその安全性に対するこだわりと重要性です。てっきりアメリカのレジャー用乗り物として楽しさ追求がメインだと思ったら、バイクにはない安全性の追究がキモ。そしてそこは日本でも絶対に必要になってくるキーファクターなのです。

 ついでにライカーは二輪免許ではなく四輪免許だけで乗れるメリットと同時に、維持費の安さもあって、聞けば車検は600ccなら年間4000円の自動車税だけで済み、車重400kg以下なので重量税は必要ないんだとか。

 いろいろ考えて行くと、確かにバイクじゃちょっと怖くて気が引けるリターンライダーはもちろん、若者ライダーにも持ってこい。

カンナム「Ryker(ライカー)」

 車両価格はスパイダーの半額以下の134万9000円から。軽を買うつもりで、爽快なライカーに乗る。そういう手も少しあるような気がしてきましたよ。

【了】

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