夏にモテモテ愛しのモンキー君!! ~木下隆之の、またがっちゃいました Vol.1〜

夏が待ち遠しい我が家の愛しいモンキー君!! 親戚や友人、もちろん女性にも、モテモテの理由とは?

モンキーと共に過ごせばビーチまでの道のりもパラダイス

 僕がこの地に引っ越してきたのは15年前のこと。相模湾に面した漁師町である。太古の昔、火山の噴火で隆起したのが日本だから、海に面しているといっても広く平野であろうはずがなく、海沿いの国道134号線から道を入れば急坂である。

 海の町が坂の町であることは、熱海しかり小樽しかり、オアフ島や香港の例を紐解くまでもない。海を眺める身の背後は、切り立った山坂なのは道理である。

海を眺める身の背後は切り立った山坂が多い(写真:横須賀観音崎)

 となれば、家を構えるのは、その坂道を登った高台になる。都会からの夢見人が移り住むのはそのあたり。なぜならば、せっかく便利な都会を離れるのだったら、せめても「海を見下ろせる家」で爽やかな生活を過ごしたがる。朝陽に目が覚めてテラスでコーヒー・・であったり、潮騒の音に揺り起こされる・・などと、わたせせいぞうの世界を思い描いてしまうのである。

 だがそれは同時に、坂道をエッチラコッチラ登らねばならぬことを意味する。実際に我が家は、自宅からビーチまでは自転車で「1分」と夢のような場所にある。だがしかし、ビーチから自宅までは「20分」という地獄のような場所でもある。その差はもちろん距離の差であるはずもなく、上りと下りの差である。

自宅からビーチまで1分帰りは・・

「20分」と言ったのは見栄も含めてであり、途中で休憩すれば時には「40分」ともなり、あるいは「リタイヤ」ともなる。海の見える家に住むのは、サザンやユーミンで描いていた爽やかなパラダイスではなく、武道や体育会のしごきの世界でもあるのだ。

チヤホヤされる我が愛しのモンキー

 だがしかし、モンキー50を購入してからは、胸突き八丁の坂道もパラダイスになった。自宅からビーチまでは「1分」だけど、ビーチから自宅までも「1分」なのである。

夏が待ち遠しい我が家のモンキー50君

 場所がら、夏になればビーチBBQ目当ての親戚や友人が訪れる。そのたびにモンキー君が活躍する。「可愛い〜❤️」なんてビキニの女性にナデナデされることもあるのだ。非力なエンジンを唸らせながら上がったり下ったりするモンキー君が愛おしい。

ビーチへの行き来は、モンキー君のお陰でパラダイスに!

 梅雨が明ければ、我が家はBBQ祭りである。多くの親戚友人が集結するのである。その日を楽しみにしているのは、僕ではなく、チヤホヤされるモンキー50君なのかもしれない。

【了】

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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