マルケス選手がマイク・ヘルウッドの記録に肩を並べた! 通算76勝目をチェコGPで達成

2019年8月4日にMoto GP第10戦チェコ・グランプリが開催されました。後半戦のスタートとなる同レースで優勝したホンダのマルク・マルケス選手は、往年の名レーサーに並ぶ記録を達成しています。

圧倒的な速さで首位を独走

 2019年8月4日にMoto GP後半戦スタートとなる第10戦チェコ・グランプリがブルノ・サーキットで開催されました。

マルク・マルケス選手(右)とMoto2クラスでポイントランキング首位のアレックス・マルケス選手(左)

 ウエット・コンディションの中で行われた予選では、ホンダのマルク・マルケス選手がドライ用のスリックタイヤで果敢に挑み、今季6回目のポールポジションを獲得。最高峰クラス最多タイ記録となる58回目(3クラス通算88回目)のポールポジションを獲得しました。

 スタート直前で強い雨が降ったため、40分遅れで開始された決勝では、全車がスリックタイヤでグリッドに並びます。ポールポジションのマルケス選手はオープニングラップで首位に浮上すると、その後も快調なペースでラップを重ね、2位のA.ドヴィツィオーゾ選手に2.452秒差をつけ独走で今季6勝目をマークしました。

 今回の優勝で歴代4位となる最高峰クラス50勝、往年のレーサー、マイク・ヘイルウッド選手の持つ通算76勝に肩を並べたマルケス選手は以下のようにコメントしています。

●マルク・マルケス選手
「ウエットパッチが残っている状態だったので序盤から集中して走りました。特に1コーナーが濡れていたので気をつけました。ヤマハ勢は後方からのスタートでしたが、朝のウオームアップで強い走りをしていたので、自分のリズムをキープしなければなりませんでした。

2位に2秒以上の差を付け優勝したマルケス選手とRepsol Honda Team

 そして、ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も後ろにいたので、プッシュし続けなければなりませんでした。ギャップを広げるために10周目からさらにプッシュしようとしたのですが、注意深く走らなければならない状態でした。レースがディレイになったことは最善の決断だったと思います。なぜならコースのコンディションがミックスされていて、かなり危険だったからです。天候が不安定な週末でしたが、Repsol Honda Teamの仕事は完ぺきでした。優勝するためによくサポートしてくれました」。

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 また、ポイントランキング11位と奮闘する日本人タイダー、中上貴晶選手は、チェコGPを終え、以下のように話します。

●中上貴晶選手
「今日は長い時間、ポル・エスパルガロ(KTM)とダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が前を走っていて、この2人をパッシングしようと全力を尽くしました。終盤、ポルはかわせましたがダニーロには届きませんでした。チェッカーを受けたときに後ろにマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がいて、驚きました。

 サインボードで後ろにフランチェスコ・バニャイア(ドゥカテイ)がいるのは知っていましたが、マーベリックが迫ってきていることは知りませんでした。今日は難しいコンディションでしたが、フロントにハード、リアにソフトを選択しました。7、8周を終えてグリップが落ちてきましたが、タイヤの選択は悪くなかったと思います。

ポイントランキング11位につける中上貴晶選手

 今日は10番手をずっと走行することになり、最終的に9位でフィニッシュしました。ものすごくいいという成績ではありませんが、またシングルにもどってこられてよかったです。明日のテストでは、次のオーストリアGPに向けて準備を進めたいです。スタート時間が遅れて、チームもたいへんでしたが、決勝レースのスタート時間を遅らせたレースディレクションの判断はよかったと思います」。
 
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 チェコGPの結果により、マルケス選手は今大会2位でフィニッシュしたランキング総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に63ポイント差、今大会8位で総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に81ポイント差をつけました。

 また、ホンダはコンストラクターでも2位のドゥカティに29ポイント差を付け首位に、Repsol Honda Teamとしては首位のDucati Teamに40ポイント差まで迫っています。

【了】

圧倒的な速さでマルケス選手が優勝! MotoGP第10戦チェコGP

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