MotoGPバレンシアテスト2日目 RC213Vで周回数を重ねたA・マルケス選手の適応力は?
2日間晴天の中で行われたMotoGPバレンシアテストは、各チーム順調にテストが行われました。注目のマルケス兄弟は、一時2台揃って走る場面もありました。
冬季休前のヘレス最終テストへ向け新パーツを多数テスト
2日間晴天の中で行われたMotoGPバレンシアテストは、ホンダのマルケス兄弟も冬休み前ヘレス最終テストに向けて新たなパーツや様々な情報を収集したようです。

2019MotoGPチャンピオンのマルク・マルケス選手は、2日間で131周走行、2020年シーズンのプロトタイプバイクのさまざまなパーツ(新フェアリングなど)と仕様をテストし、2日目は、1’30.556を記録7番手のタイムでテストを終了しました。
MotoGPルーキーのアレックス・マルケス選手は、RC213Vを79周走らせました。2日目は、全ライダーの中で最も多くの周回数を重ねています。アレックス・マルケス選手は、ベストラップタイムを1日目から2日目まで0.5秒以上改善し、ヘレスでの最終テストに向け、MotoGPマシンの理解を深める作業を行いました。
■マルク・マルケス選手

バレンシアのテストでは、最初のバージョンの2020年のバイクを少なくとも理解しキッカケをつかみました。私たちはエンジンとシャシーでいくつかのことを試し、そして幾つかのプラスとマイナスがありました。
今日はプロトタイプのバイクで最高の時間を過ごしました。5日後にはヘレスでのテシストに戻りますが、これはバイクをより理解するのに役立つと思います。 今後の目標は、調査結果を確認し、さらにプランを立てることです。
■アレックス・マルケス選手

今回のテストには、非常に満足しています。テストは、RC213Vに乗り多くの周回を重ねたので、肉体的には少し疲れていますが、まだ少し硬いバイクを今後改善します。テストでは、使用済みタイヤで多くのことを試し、さらにペースも上がりバイクの動きも一層学びました。さらに改善する幾つかの作業を行う必要がありますが、今日のテストで行ったことには満足しています。
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テスト2日目は、マルケス兄弟が揃って走行する場面もありましたが、マルク・マルケス選手のスピードにアレックス・マルケス選手が競う位合うのには時間がかかりそうです。

Monster Energy Yamaha MotoGPマーベリック・ビニャーレス選手が、テスト両日ともにトップタイプを記録し、最高峰に2020年シーズンから参戦するアレックス・マルケス選手はトップから2.386秒遅れの22番手(1’32.235)でバレンシアテストを終えています。
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