ホンダ31年ぶりにダカールラリーを制す! 堅実な走りでブラベック選手が総合優勝を果たす!

サウジアラビアで初開催されたダカールラリー2020は、ホンダが31年ぶりの総合優勝で幕を閉じました。第3ステージから総合首位をキープしたリッキー・ブラベック選手が終始堅実な走りで行われたダカールラリー2020を制しました。

ホンダのリッキー・ブラベック選手がKTMの 19連覇を阻止!

 今年からサウジアラビアを舞台に開催されているダカールラリー2020は、最終ステージが行われMonster Energy Honda Teamリッキー・ブラベック選手が第3ステージから最終ステージまで総合トップを守り切り見事優勝を果たしました。ホンダは、31年前の第11回ダカールラリーでNXR750を駆るジル・ラレイ選手以来の勝利です。

最終ステージを走破するMonster Energy Honda Teamリッキー・ブラベック選手

 ブラベック選手は米国出身の28歳。2016年にTeam HRCからダカールラリーに初参戦し、今回が5度目の挑戦になります。ダカールラリーに参戦する米国出身ライダーとして初の栄冠に輝きました。なお総合4位にホセ・イグナシオ・コルネホ選手、総合7位ホアン・バレダ選手となり、Monster Energy Honda Teamはトップ10に3名のライダーが入っています。序盤アクシデントに見舞われたケビン・ベナバイズ選手も無事に全ステージを走行し、総合19位となりました。

 ホンダは1981年のパリ・ダカールラリー第3回大会から参戦、1986年にNXR750で優勝するとその後1989年まで4連覇を果たしました。1990年からは参戦を休止した後、23年間の休止期間を経て2013年南米で開催されていたダカールラリーに「CRF450 RALLY」で復帰。2015年と2018年には総合2位を獲得しています。今回復帰後8年目にして総合優勝を果たしました。

Monster Energy Honda Team選手コメント

■リッキー・ブラベック選手(総合1位)

Monster Energy Honda Teamリッキー・ブラベック選手(総合1位)

 やっと夢を叶えることができました。ホンダにとっても、チームにとってもこれ以上嬉しい勝利はないと思います。非常にタフで、距離も長いレースでしたが、チームは一体となり、ライダー、そしてメカニックも最高の仕事ができました。今日の最終ステージでは、マシンも非常に調子良く、みんな無事にここまで来ることが第一の目的でした。ホンダチームそして我々をサポートしてくれたスポンサーの皆さまにこの上なく感謝しています。

 そして去年までチームメイトだったパウロ・ゴンサルヴェス選手にも、心から感謝しています。サウジアラビアで初めて開催されたダカールラリーですが、とにかく景色が素晴らしい。来年もまた参戦します。

■ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(総合4位)

Monster Energy Honda Teamホセ・イグナシオ・コルネホ選手(総合4位)

 今日の最終ステージは走行距離としては短いものの、とても緊迫したステージとなりました。(マティアス)ウォークナー選手(KTM)とルシアノ・ベナバイズ選手(KTM)とのバトルもありました。彼らの後方からスタートし、タイム差を縮めることに集中して走りました。ミスすることもなく、最後はダカールラリー最終ステージの優勝そして総合ランキング4位という結果を果たすことができました。ラリーを通してとても満足しています。チームは切望していた総合優勝を果たすことができました。チーム一丸となって獲得した結果がとてもうれしいです。

■ホアン・バレダ選手(総合7位)

Monster Energy Honda Teamホアン・バレダ選手(総合7位)

 序盤はとてもタフなダカールラリー2020でした。最初の数日はさまざまなトラブルに悩まされましたが、少しずつペースを取り戻し、レースを進めることができました。2回のステージのキャンセルや、エンジン交換によるペナルティーなどついていないことも起こりました。しかし最後はいいペースを取り戻し終えることができました。改善するべき問題はありますが、前向きに取り組んでいきたいと思います。なによりもまた『ダカールラリーを完走できた』ことを誇りに思います。

■ケビン・ベナバイズ選手選手(総合19位)

Monster Energy Honda Teamケビン・ベナバイズ選手選手(総合19位)

 数々のシチュエーションを経験した、とてもハードなダカールラリーとなりました。パウロの悲報が一番のタフな出来事だったことは間違いありません。エンジントラブルにより僕のダカールラリーでの優勝は叶えることは難しい状況となってしまいました。ですがどのステージでも一生懸命に戦ってきました。ステージ優勝を果たし、何度か表彰台も獲得することができ、この結果を自信につなげることができました。エンジントラブルはありましたが、速いペースを保ちながら走行できマシンの手応えはとてもよかったです。来年はさらに強くなって、ダカールラリーに戻ってくることを誓います。

■ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋

ダカールラリーWinner Logo

 まずは、リッキー・ブラベック選手、優勝おめでとう。また、バレダ選手、ベナバイズ選手、コルネホ選手、いずれも素晴らしい結果をありがとう。そして、選手を支えたすべてのチームスタッフ、すべての開発チームの皆さん、ご苦労さまでした。

 復帰してから8年目で、ようやく念願の優勝にたどりつけました。この7年間の敗戦から学び、そして関係者すべてで積み重ねた努力の結果が、この素晴らしい結果をもたらしてくれました。すなわち、これまでの7年間でダカールラリーに関わったすべてメンバーの努力がもたらしてくれたチームホンダの勝利です。そして、忘れてはならないのが、昨年までの6年間、我々と闘ってくれたゴンサルヴェス選手の大きな貢献が、この素晴らしい結果をもたらしてくれたということです。ゴンサルヴェス選手への感謝の意を表するとともに、ご冥福をお祈りしたいと思います。

【了】

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