2020MXGP第2戦KTMのJ・ハーリングス選手とホンダのT・ガイザー選手が一騎討ち!

モトクロス世界選手権第2戦オランダGPは、悪天候の中開催され、レース1はホンダのティム・ガイザー選手が勝利し、レース2はKTMのJ・ハーリングス選手が勝利しました。

難しいコンディションの中、実力者が上位へ!

 2020モトクロス世界選手権第2戦オランダGPは、予選決勝共に悪天候の中、オランダのファルケンスワールサーキットで開催されました。

Red Bull KTM Factory Racingジェフリー・ハーリングス選手

 予選レースが行われた土曜日には雨が上がったものの、ラフでわだちが多い黒砂が特徴のコースがライダーを苦しめます。スタート直後からトップを快走していたTeam HRCティム・ガイザー選手は、6周目にマシントラブルでリタイア。決勝でのゲートピックは33番目という不利なものとなりました。

 決勝当日は雨天で摂氏5℃の寒さに見舞われ、レース1では、アウト寄りのグリッドから好スタートを切ったガイザー選手が、10番手付近につけます。

 オープニングラップのマルチクラッシュをすり抜けたガイザー選手は、Red Bull KTM Factory Racingホルヘ・プラド選手をかわすとトップ。その後2番手にはRed Bull KTM Factory Racingジェフリー・ハーリングス選手が浮上しましたが、ガイザー選手は着実にリードを広げ独走し、そのまま逃げきりガイザー選手が、ハーリングス選手に21秒差をつけ勝利しました。

 レース2は、ガイザー選手が再度アウト寄りから好スタートを決め、2番手につけます。前を行くハーリングス選手との差はラップごとに2~5秒と変動します。中盤になると雨も上がりガイザー選手は、ラスト2周で転倒を喫したため、逆転はならず単独2位でフィニッシュ。この結果ガイザー洗油は、ハーリングス選手(2位/1位)と同点(1位/2位)となり、総合2位で表彰台に立っています。

 ■Team HRCティム・ガイザー選手(1位/2位/総合2位)

Team HRCティム・ガイザー選手

「昨日のハプニングのあおりでゲートピックが外側になってしまっただけに、今回のリザルトにはすごく満足しています。ありがたいことになんとか2度ともスタートに成功し、それが大きな助けとなりました。レース1では早めに何台も抜いて、トップに立つと主導権を握りました。レース2ではジェフリー・ハーリングスの背後をマークし、互いに激しい攻防を続けたのですが、巻き上げられる砂を浴びて視界が悪くなってしまいました。それでも今大会はうれしい成績を得られたし、次のレースが待ち遠しくてたまりません」

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 モトクロス世界選手権第3戦は、2週間後の3月21日にアルゼンチンのビーラ・ラ・アンゴストゥーラで開催されます。

【了】

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