「無免許運転」の男子高生 2人乗りで後部シートから転落の女子高生救護せず 翌日出頭するも死亡確認

原付2種スクーターで2人乗り運転中に、後部座席の女子高生が転落。後ろを走っていた乗用車にひかれる事故がありました。バイクを運転していた男子高生はその場から乗っていたバイクで逃走。翌日になって警察署に出頭しましたが、すでに被害者は死亡が確認されていました。

せめて免許を持っていたら最悪の結果は避けられたかもしれない

 2人乗りバイクの後部シートから女性が転落し、後続車にひかれた事故がありました。現場から逃走したバイクの運転者は翌日、警察署に出頭し、16歳の男子高校生の無免許運転であることが判明しました。

 死亡事故は、2026年7月4日17時25分頃に東京都中央区で発生しました。当初、現場から運転者が逃走したため、スクータータイプのバイクによる同乗者のひき逃げ事件として公開されました。

 事故現場は、港区赤坂や虎ノ門などの都心と湾岸エリアを結ぶ都道50号線、中央区勝どき6-3の勝どき陸橋です。

 都心方面へ向かうスクーターの後部座席に乗る、埼玉県上尾市在住の女子高校生(15歳)が何らかの要因で転落。その後ろを走る普通乗用車と接触し、救急搬送されました。

 しかし、スクーターの運転者は現場から救護をせずに逃走。翌日になって警察署に出頭し、東京都北区在住の男子高校生(16歳)であることが判明しました。

 車両は原付2種相当のスクーターで、運転者は運転免許を取得しておらず、無免許過失運転致死、救護義務違反などの容疑で、7月5日16時35分に通常逮捕されました。

4日の事故のため、月島署の掲示板には負傷者としてカウントされた。被害者は5日に死亡し、1日遅れで死亡事故としてカウントされる(写真=中島みなみ)
4日の事故のため、月島署の掲示板には負傷者としてカウントされた。被害者は5日に死亡し、1日遅れで死亡事故としてカウントされる(写真=中島みなみ)

 都道50号線は片側2車線で、中央分離帯がある駐停車禁止の道路です。臨海部の居住エリアと都心を結ぶ2両連結のバス「東京BRT」も走っています。車線幅は広く、形状は緩やかなカーブがあるものの難しい運転技術を必要としない見通しのよい道路です。

 詳しい事故状況は発表されていませんが、無免許運転による運転の未熟さが事故を誘発し、怯えの方が勝ってしまったのかもしれません。事故の第一報は目撃者からとされています。

 バイクは、免許取得1年を経過しないと2人乗りができません。16歳で免許を取得したとしても17歳まで待つ必要があります。

 この経過期間を無視した2人乗りは、乗車方法違反です。今回の事故の運転者は無免許運転と発表されているので、普通自動二輪(小型限定)の免許を取得していません。

 しかし、少なくとも運転免許教育を受けていれば、死亡事故の上に逃走という最悪の結果を回避することができた可能性は高かったはずです。

 被害者の女子高校生は、事故から約7時間30分後の7月5日深夜1時過ぎに、搬送先の病院で死亡が確認されました。

 運転者の男子高校生が警察署に出頭したのは同日午前中です。彼女の死亡を知っていたか否かは明らかにされていません。

【画像】これが死亡事故が発生した現場付近の模様… 画像で見る(5枚)

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Writer: 中島みなみ

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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