ホントにカブ!? ハンターカブは高い実用性を誇る新しいオフロードモデル
ロータリー式シフトチェンジペダルに大苦戦
少し乗っただけで、カブが持つ取り回しの良さと、新たに加えられたオフロード性能の高さを十分に感じる事ができたハンターカブでしたが、普段一般的なMTタイプのバイクに乗っている私には、カブに乗る上で以前からどうしても苦手なポイントがありました。

それは、ロータリー式シフトチェンジペダルで操作する自動遠心クラッチ付きMTです。
バイクのシフトアップといえば蹴り上げ式という癖が染み付いてしまっている私は、前のペダルを踏み込むとシフトアップし、シフトダウンは後ろのペダルを踏み込む方式になっているカブのシフトチェンジは大の苦手。意識を集中していないと、間違えてしまいます。
とはいっても慣れの問題なので、走れば走るほどミスも減っていくのですが、なぜかハンターカブのシフトチェンジには、なかなか慣れることができませんでした。
「ボケて、きたかな・・・。」最初は、自分の適応力の問題だと思っていたのですが、ふと、ハンターカブとスーパーカブの大きな違いに気付きます。
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それは、シフトをアップする為の前側のペダル形状で、スーパーカブのシフトペダルは踏み込みやすいように、前後共にペダルの面積が広くなっているのですが、ハンターカブのシフトペダルはシフトアップに使う前側のみ、一般的なMTバイクと同じ円柱形状のペダルとなっていたのです。
この形状はスーパーカブのペダルとは違い、ペダル下につま先が入れやすいこともあり、無意識にいつも通りの蹴り上げによるシフトアップをしてしまいやすくなっていたのです。
「なんで!?」個人的な疑問からホンダに問い合わせてみたところ、「スタンディング走行をする際の操作性を考慮して、この形状となっています。」との回答でした。
実はハンターカブは、前側のシフトペダルのみを使ったシフト操作が可能で、悪路などでスタンディング走行をする際は、一般的には「逆チェンジ」といわれるレーシングマシンと同じ方式でのシフトチェンジができるのです。
ちなみに、レーシングマシンに逆チェンジが採用されている理由は、コンマ1秒でも早く加速するためで、シフトアップは踏み込み式の方がシフトミスをしにくいからだといわれています。
こういった細かい部分にも効率の良さが追求されている点も、やはりカブの派生車で、ハンターカブはオフロードバイクに高い実用性を加えることで、新たなカテゴリを確立させたのです。

どんな道でも乗り越えていけるけど、実用性は皆無というオフロードバイクの常識を一気に覆したモデル。CT125 ハンターカブの価格(消費税込)は、44万円です。
【了】






