スーパーバイク世界選手権WSS300で活躍する岡谷雄太選手に聞いてみた!世界で活躍するライダーになる方法と大変さ
家族チームから世界のトップチームへ
―――家族チームからいきなり海外の本格的なレーシングチームへ加入したことで、大変だったことはありますか?
現在はオランダのチームに加入しているのですが、チームの人たちが真面目なので、日本人の真面目な人とやっているみたいな感覚で、あまり大変さは感じません。
初めてWSS300にステップアップしたばかりの時に加入したチームはスペインのチームで、そっちの方が大変でした。いい加減で、ミスも多くて・・・。しかも、スペイン人の夜ご飯のスタートが、すごく遅いんですよ。21時とかが普通で。そういった生活リズムが合わないことも、つらかったです。
オランダ人は、生活リズムが日本人とほぼ変わらないから、そういった細かい部分も楽ですね。

―――言葉の壁を感じることはありますか?
言葉はだいたいみんな、英語を話せるので問題はありません。僕も、英語がペラペラという訳ではありませんが、日常会話程度なら困らないです。
もちろん、たまに細かいニュアンスが伝わらないといったことはありますが、それは日本語でもあることなので、変わりません(笑)
―――語学はどのように習得しましたか?
特別、なにかをやったという訳ではありませんが、中学、高校の英語の勉強を一所懸命やりました。英会話教室に通ったこともないですし、単語さえ知っていれば話せます。といっても、その当時から英語は将来必要だと思い、気合を入れてやっていましたが、特別なことはなにもありません。
―――海外という事前に練習に行くことのできない環境下で、初めて走るサーキットの攻略方法は?
攻略といか・・・コース自体は右か左にしか曲がらないし、そこに上っているか下っているかの組み合わせなので、まずはゲームや動画などでレイアウトを覚えます。さすがに、右に曲がっているか左に曲がっているかすら分からない状態では、覚えられないので(笑)
レイアウトだけ事前に覚え、上っているか下っているか、路面が荒れているなど、細かいディテールはレースWEEKに現地入りしてから合わせます。
あとは、出たとこ勝負ですね。初めて行ったコースがどんな条件であっても対応できるように、日本で日々マシンコントロールなどの練習をしています。
―――コースがどんな条件でも対応できるようになるために、日本のコースでできる具体的なトレーニング内容を教えてください。
練習しているサーキットでのラップタイムをひたすら縮めることです。
それにより、マシンコントロールも上達するし、タイムも徐々に上がっていくので、僕はタイムですべてを確認しながらトレーニングをしています。いくらフォームがキレイでも、タイムが遅くては意味がないので。

―――いままで走ったサーキットのなかで、まだ攻略できていなサーキットはありますか?
いまだにどう走っていいか分からないのは、スペインにあるアラゴンサーキットです。アラゴンを初めて走った時は、そんなに難しくないと思ったのですが、タイムを追っていくと意外に出ないんです。
攻めるとタイムが出なくて、スムースに走った方がタイムは出るんですけど、まだ正解にたどり着けなくて、今年はそれをちゃんと見つけたいと思っています。
―――攻略しやすかったサーキットは?
去年レースでも勝った、同じくスペインにあるカタロニアサーキットは、初めて走った1本目で全体の5番手タイムを出すことができ、楽しいと思って走っていたら、どんどんタイムアップしていけました。
日本では菅生サーキットのような、アクセルを開け開けで走れるコースが好きなので、似たような印象です。菅生も、この前調べてみたら、出たレースはすべて表彰台に乗っていて、自分でも驚きました。

―――最後に、今年の意気込みをお願いします。
全戦全勝でチャンピオンを取るというのが、今年の目標です!そのために、ホームコースともいえる桶川サーキットをひたすら走っています!
【了】






