風穴をブチ開けて幸せを掴みとれ!『ペトルーニャに祝福を』
女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き起こす騒動を描いた映画『ペトルーニャに祝福を』が2021年5月22日(土)より全国順次公開中です。
幸せを掴み取るための闘い
女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き起こす騒動を、アイロニーとユーモアで鋭く描き出す映画『ペトルーニャに祝福を』が2021年5月22日(土)より全国順次公開中です。

北マケドニアの小さな街・シュティプが舞台。美人でもなく、体型は太め、恋人もいない32歳のペトルーニャは、大学で学んだのに仕事はウエイトレスのバイトだけという冴えない生活を送っていました。
そんな彼女が遭遇したのは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れるという女人禁制の地元の伝統儀式。思わず川に飛び込んだペトルーニャは見事“幸せの十字架”を手に入れるのですが、男たちは猛反発。さらには教会や警察を巻き込んでの大騒動に発展していきます…。
監督は、首都スコピエ生まれのテオナ・ストゥルガル・ミテフスカ。十字架を川に投げ入れる伝統儀式「神現祭」は、東ヨーロッパの東方正教を信仰する国々で毎年1月19日に行われており、2014年に起こった実際の出来事を下敷きにしているそうです。

保守的なバルカン地域を舞台に、ままならない世の中に幸せを掴み取るための闘いを挑んだ一人の女性の姿をアイロニーとユーモアで鋭く描き出した映画『ペトルーニャに祝福を』が2021年5月22日(土)より全国順次公開中です。
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