東京イチ高い場所にある道路 風張峠「都民の森」には自転車峠メシに最適なカレーパンがあった

東京に残る大自然として人気の奥多摩は、バイク乗りやサイクリストにも人気のツーリングエリアです。都心から自転車で標高1146mの「風張峠」を目指し、「都民の森」で食べたカレーパンをご紹介します。

東京イチ高い場所、風張峠「都民の森」で自転車峠メシ(カレーパン編)

 意外にも、東京には大自然が残っています。そう、自然豊かな観光地として親しみを込めて秘境とも称される奥多摩です。ここには渓谷もあり、標高が最も高い場所は1500m以上もあります。今回は奥多摩町に隣接する檜原村(ひのはらむら)から、標高1146mという東京で一番高い場所にある道路、風張峠(かざはりとうげ)を目指し、途中「檜原都民の森」(以下、都民の森)でオススメの「自転車峠メシ」をご紹介します。

標高1000mを自転車で上りきっていただく「とちの実」のカレーパンとコーラが絶品

 都民の森は、奥多摩周遊道路沿いにある、風張峠山頂手前にあるドライブインです。週末ともなればサイクリストやバイク乗りたちのツーリングの目的地として、また登山者も集まるポピュラーな場所です。施設内には駐車場のほかレストランや売店があり、今回はそこの峠メシを目的にライドをしました。

 都民の森までは、都内からおよそ片道75kmです。その道のりすら自転車で走って行くわけですから、我ながら(筆者:山本健一)自転車乗りってやつは……(笑)。

 推奨コースは都心から向かう場合、多摩川河川敷を遡上し、武蔵五日市を抜けて檜原村方面へ。檜原村役場から都道33号と206号をひたすら上ること約20.7km(獲得標高は747m)の道のりを経て、都民の森へ到着します。

都心からの推奨コースは多摩川河川敷を遡上。ランナーや歩行者も利用するのでスピードは控えめに

 上りは檜原村役場を過ぎてからです。役場から8.6km地点「上川乗」交差点までは緩やかな勾配、交差点分岐で奥多摩方面の都道206号を進みます。ここから本格的な山岳コースと変貌し、奥多摩周遊道路につながります。後半にかけて勾配がキツくなっていきます。

 上り進むにつれて道は広くなっていきます。かつては有料道路だった奥多摩周遊道路の料金所ゲート跡が見えてくると、目的地までもうすぐ。このあたりまでくると路面も綺麗になり走りやすくなる一方で、車やオートバイの交通量も増えてきますので、お互いに譲り合って走りましょう。

 標高も高いので気温は下界よりも涼しく、肌を撫でる風が気持ち良く感じます。絶景が続き、眺めを楽しむくらい気持ちに余裕をもって走りましょう。

料金所跡から先は絶景が広がる。車寄せがないところでは停車はしないように

 速い人なら檜原村役場から45分くらい、60分がひとつの目標値になっているようで、レースなどに出ているサイクリストは、このコースが体力バロメーターになっている模様です。

 ようやく都民の森に到着しました。60分間止まらずに上り続けられるコースは東京都ではかなり貴重です。人気の秘密が伺えます。

 さて、さっそく売店「とちの実」へ。ここではお蕎麦などの定食を選ぶこともできますが、オススメなのはあえてのカレーパン(200円)です。

 いわゆる普通のカレーパンですが、標高1000mで食べるからなのか(?)絶品なのです。外側はカリッと香ばしく、内側はもちもちとした食感のパン生地と、スパイスが効いて具もしっかり含まれるカレールーが胃袋を刺激します。正直1個では足りません(笑)。

カレーパンの生地は外側がカリッと香ばしく、中はもちもち。カレールーはスパイシーで具もしっかり入っている

 そして炭酸飲料で流し込むと、気分はもう爽快です。まさにこれを味わうために坂を上るのだ、というサイクリストもいるほど病みつきになります。機会があれば是非一度ご賞味ください。

【了】

【画像】都心から自転車で奥多摩「都民の森」へカレーパンを食べに行く、を見る(12枚)

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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