夏はバイクで海へ行きたい! 注意すべき点を徹底解説

四方を海に囲まれた日本は、ほとんどの県が海に接しており、海辺の美しいロケーションを走ることができる素晴らしいツーリングコースがたくさんあります。そんな、夏の海ツーリングを楽しむためには、どういった点に注意すべきなのでしょうか。

海にツーリングへ!気をつけるべき点とは?

 夏の海をとおるツーリングコースでは、グルメや景色、観光などのさまざまな魅力があります。日本の複雑な海岸線が作り出す、変化に富んだ景色や海に近づくと感じる潮の香りや波の音、眼前に飛び込んでくる空と海の溶け合った青い景色など。これらはバイクで走っているからこそ、体感できる感覚であるといえます。

夏の海でのツーリングは、過酷な環境との戦いです

 しかし、それと同時に夏の海でのツーリングは、日差しや気温、エンジンの排熱や潮風など、過酷な環境との戦いでもあります。また、夏の海はレジャーや観光の目的地として、多くの人とクルマが集まることも考えられ、交通事情にも注意が必要です。

 内閣府のデータによると、観光やレジャー目的などで海へ行く人は、夏は78.4%に上り、これは冬に海へ行く人の約5倍の数値となっています。そのうち約7割が自家用車を使用するため、夏の海の交通量と人口密度は自然と多くなってしまいます。そのため、周囲の交通事情に気を配り、走行中は歩行者の急な飛び出しなどにも気を付ける必要があるでしょう。

 また、海岸線に沿って走っている際は、綺麗な景色につい目が奪われてしまいがちですが、わき見運転による前方不注意は対向車や歩行者、路面の障害物に気づくのが遅れる可能性があるため大変危険です。

熱中症予防のために水分補給と休憩をこまめに取りましょう

 さらに、炎天下による影響も挙げられ、日差しや路面からの照り返しや、バイクのエンジンからの排熱などで、ライダーは熱中症にかかりやすい状況下にあるため、こまめな休憩と水分補給が必須。夏用のライディングスーツやインナーを着用するなど、快適かつ安全に走行するために、体調管理にも気を配るようにしましょう。加えて、炎天下での路面はアスファルトが軟化し、コールタールが滑りやすい状態になっています。海岸の砂が路面に散らばっている場合もあるため、走行中はスリップに気をつけましょう。

 また、海岸沿いの遮蔽物がない道では、海からの横風が直撃する場合もあります。軽いバイクや高さのあるバイクは風に煽られてバランスを崩したり、対向車線にはみ出てしまう可能性も多々。停車中はブレーキをかける、走行中は対向車線や走るコースの先を視認、予測するなど、周囲の状況を常に把握するようにしましょう。

西日が直射する時間帯の走行は気をつけましょう

 西日が直射する時間帯は視認性が低下し、対向車に気づくタイミングが遅れる可能性もあるので、過度なスピードを出さない、サングラスを装着する等の対策をとると良いでしょう。

潮風に当たったら必ず洗車を!その方法とは?

 海でのツーリングを楽しんだ後は、必ずバイクを洗車しましょう。

海水や潮風に含まれる塩分は金属を錆びさせため帰宅後に洗車を行いましょう

 海水や潮風に含まれる塩分は金属を錆びさせます。バイクはマフラーやギア周りなど、金属部の露出が多いため、海辺を走った後の洗車はメンテナンスの一環です。基本的な工程は通常の洗車と変わりませんが、特にエンジンやギア周辺、足回りは念入りに。普段は乾拭き洗車派の人も、海のツーリング後は車体やパーツの隙間についた塩分を洗い流すために、水洗いをおすすめします。

 また、塩分だけでなく、海岸や風に乗った砂の粒子などを付着させたまま拭き始めると、車体に小さな傷がつく可能性があるため、しっかり水で洗い流すことをおススメします。

 洗車前にはキーシリンダーやメーター周り、マフラーの排気口は水が浸入しやすい箇所のため、防水対策をとるとなお良いでしょう。

 まずは上から下、前から後ろの流れで、水で車体を濡らしていきます。そして、全体的に水で洗い流したら、カーシャンプーやバイク用シャンプーを使って汚れを落としていきましょう。 家庭用の中性洗剤を代用しても良いでしょう。洗剤をよく泡立てたら、水で洗い流すのと同じ要領で、上から下、前から後ろに向かってスポンジやブラシを使い、バイクを洗っていきます。

 強く擦りすぎたり、固いブラシで擦ってしまうとボディの塗装が剥がれたり、傷がつくことがあるので注意しましょう。エンジンやギア周りなどの細かいパーツは、専用ブラシを使って隅々まで汚れを落とします。その後、洗剤が残らないように水でしっかりと泡を洗い流します。

 洗剤を洗い流したあとは、水気が残らないように柔らかいウエスなどでしっかりと拭き上げます。ウエスが入らないような隙間もあるので、可能であれば15分ほど軽く走らせると細かいところの水分が切れ、しっかりと乾燥させることができます。

 最後に仕上げ用のワックスやコーティング剤を塗ると、車体に艶が出て美しく仕上がるため、おススメです。

※ ※ ※

 夏の海でのツーリングは、周囲の交通状況や路面状況に気を配り、熱中症の予防などの体調管理にも注意するようにしましょう。また、ツーリングを楽しんだあとは、バイクの洗車をすることで、潮風による錆びを防ぐことができます。

【了】

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