2021年SBK第7戦スペイン ドゥカティのレディングが2勝 ヤマハのラズガトリオグルが1勝しランキングトップタイに
スーパーバイク世界選手権(SBK)の2021年シーズン第7戦スペイン決勝レースが8月21~22日にかけてナバラ・サーキットで開催されました。今回のレースではS・レディング選手が2勝。T・ラズガトリオグル選手が1勝を上げ、ランキングトップのJ・レイ選手に並びました。
3レースともに同じライダーが表彰台を獲得
スーパーバイク世界選手権(SBK)の2021年シーズン第7戦スペイン決勝レースが8月21~22日にかけてナバラ・サーキットで開催されました。

スペインラウンドでは土曜日に行われたレース1でスコット・レディング選手(Aruba.it Racing -Ducati)が優勝。2位にジョナサン・レイ選手(Kawasaki Racing Team WorldSBK)、3位にトプラック・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)が入賞しました。
レース2日目、10周で競われるスーパーポールレースでは、レース1に続きS・レディング選手が優勝。2位、3位もレース1と同じくJ・レイ選手、T・ラズガトリオグル選手が入賞しています。

また、レース2ではT・ラズガトリオグル選手が優勝。2位にS・レディング選手、3位にJ・レイ選手と、3レースともに同じライダーが表彰台に上がりました。
今回のレースを終え、ポイントランキング トップ3の選手は次のようにコメントしています。
■ジョナサン・レイ選手(Kawasaki Racing Team WorldSBK)/311ポイント

「今日はもう少し余裕がありました。スーパーポールレースの後、第2レースでは本当に戦えると感じていました。トプラクは大きな進歩を遂げていて、とても速く、リズムも昨日より速くなっていました。10ラップの間、僕は戦って、戦って、戦って、彼のスピードが落ちてくるのを待っていましたが、実際には落ちてきませんでした。
私はフロントのフィーリングを失い、何度もフロントを滑らせていたので、それを解消する必要がありました。最終コーナーでは、ラインから外れたところにあった物体にぶつかってしまい、それが原因でフロントが揺れてスライドし、さらにT13でもスライドしてしまった。タフな週末でした。
みんなにとって完璧ではなかったし、みんな滑ったりしていたけど、それが僕らに少しだけペナルティを与えたんです。とはいえ、内容はしっかりしていました。今回は自信を持って臨めなかったので、このような結果を得ることができて、しかもチャンピオンシップであまりポイントを落とさずに済んだのは良かったと思います。もっと悪い結果になっていたかもしれません」。
■トプラック・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)/311ポイント

「初めにチームのみんなにお礼を言いたいです。レース2を前に、マシンの状態を大幅に改善してくれたのです。この第7戦は決して楽な戦いではありませんでした。全レースで懸命にトライしましたが、全レースで苦戦しました。FP3では転倒しないことを選択しましたが、レース2でマシンのポテンシャルが上がっているとわかったときは、すぐさま優勝を目指しました。
この大切な勝利にはとても満足しています。またオープニングラップの第5コーナー進入でロカテッリ選手がレディング選手に仕掛けていったのを見たときには、ヘルメットのなかでスマイルし、”いいぞ! どんどん行こう!”と言っていました。チームのみんなにもう一度、感謝。レース2をエンジョイし、このあとは次のマニクールに集中していきます」
■スコット・レディング選手(Aruba.it Racing-Ducati)/273ポイント

「とてもポジティブな週末でした。2勝と2位という結果は、正直言ってエキサイティングなものです。第2レースでは、戦略についていろいろと考えました。プッシュすることもできましたが、同時に不必要なリスクは取りたくありませんでした。
世界選手権の戦いにおいては、このような観点から考えることが必要だと思います。チームの皆さんに感謝しています。私たちは大きな自信を持っています」。
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2021年SBK第8戦フランスは9月3~5日にかけてマニクール・サーキットで開催予定です。
【了】