風を防ぐ効果抜群!オススメの屋根付きバイクをピックアップ!

屋根付きバイクの魅力といえば、抜群の風防効果を持っている点でしょう。加えて、突然雨が降ってきてビショ濡れになる...といった思いをする心配がなくなる点も嬉しいポイントです。そんな屋根付きバイクは、どんなモデルが販売されているのでしょうか。

おすすめの屋根付きバイクを5車種ピックアップ!

 初めに紹介するのは、アイディアが販売するスタイリッシュで機能性の高いイタリアンデザインの電動3輪バイク「AA-Cargo」です。

アイディアの電動3輪バイク「AA-Cargo」

 13インチの大径ホイールを採用しており、独自のリアサスペンション機構と相まって、段差や砂利道など様々なシーンで優れた安定性を発揮します。また、電気バイクの優れた特性として挙げられる、極低速時からのスムーズな加速力も魅力といえるでしょう。充電には、200V普通充電器を使用します。

 3輪バイクは、重くて取り回しが大変というイメージがあるかもしれません。しかし「AA-Cargo」は、車体の左右方向と前後方向をそれぞれ独立してロックできるERP機能などにより、狭いスペースでの取り回しや停車も安心して行えます。また、モーター駆動のため静音性にも優れるほか、フルカラー液晶メーターは近未来的かつ視認性が高いなど、機能面でも充実しているのです。

大型で使い勝手の良い荷台を装備したアイディアの電動3輪バイク「AA-Cargo」

 フロントスクリーン、ルーフ、ウォッシャー機能付きワイパーは標準装備。強い日差しから雨の日まで、ライダーの快適な走りをサポートしてくれます。大型で使い勝手の良い荷台はホンダジャイロ用のボックスなどを取り付け可能で、汎用性に優れています。また、160L~322Lタイプまでの大容量のボックスは、オプションで取り付け可能です。

 車両価格は87万7800円(税込)からで、ピュアホワイトとイタリアンレッドの2色を展開しています。

ヤマハのLMWテクノロジーを使用した三輪スクーター「トリシティ」

 続いて紹介するのは、走行安全性や車体の安定性による精神的疲労の軽減などから、通勤バイクとしても人気なヤマハ「トリシティ125」です。

 ヤマハ独自のLMW=リーニング・マルチ・ホイール機構により、左右のサスペンションが個別に作動。段差や濡れた路面、砂利道など様々な状況下でも、安全性の高い走行が可能です。また、フロント2輪からなる高いグリップ力も安心感に一役買っています。車幅は750mmと同排気量のスクーターと変わりません。

ヤマハトリシティのアクセサリーを販売するワイズギアモーターサイクル

「トリシティ」は、アクセサリーとしてルーフを取り付けことができる点が特徴のひとつ。ポリカーボネート製両面ハードコートスクリーンはUVカット仕様で、ボディマウントミラーによって、視認性も損ないません。電動ワイパーも装備されているほか、オプションでリアボックスも取り付け可能です。

 リアボックスはホワイトとブラックの2色を展開。ルーフキットの本体価格は16万8000円(税込)。安心感と安定感が強みのトリシティにルーフを取り付ければ、まさに鬼に金棒といえるでしょう。

「トリシティ」のスクリーン幅は550mm、キット単体重量は9.9kgと軽量に仕上がっています。イエロー、ホワイト、マットグレーの3色を展開しており、車両本体価格は42万3500円~に設定されています。

フロント2輪のスクーター、アディバの「AD1200」

 3つ目に紹介するのは、フロント2輪特有のグリップ力や安定感で走行時のライダーの心理的負担を軽減してくれる、アディバの「AD1200」。

 フロントのインディペンデント・クワトロ・ウィッシュボーン・サスペンションと、リアのプリロード5段階調整ツインショックにより段差や砂利道などの振動を吸収し、より心地よく運転できます。加えて小回りも利き、三輪のサスペンションと相まって、スポーティーで快適な走行を楽しめるのです。

 また、テールランプやブレーキランプなど各所にLEDを使用し、視認性と安全性を高めています。オプションのバックレストや、ヘルメットを2つ収納可能な40Lのリアトランクは、ソロツーリングだけでなく、タンデムツーリング時にも心強い味方になってくれるでしょう。

 排気量は190ccを誇り、標準装備のルーフにはオプションでディフレクターを取り付けることも可能です。

 イタリアブランドらしいおしゃれなカラーリングは、カラフルなブルーやイエローからシックなブロンドなどの7色をラインナップ。残念ながら、現在は販売を終了しています。

後部に大容量トランクを装備したアディバの「AD3 400」

 同じく、アディバの「AD3 400」もオススメの1台といえます。フロントスクリーンは、ハンドル部分まで包むワイドなデザイン。ウォッシャー機能付の2段階調整式ワイパーは、走行時の雨や汚れによる視認性への影響やストレスを軽減し、スクリーンをクリアに保ちます。また、ルーフ部分は開閉式になっているため、天気の良い日はルーフを畳んで解放感を味わえます。

 特徴的なバケットタイプのタンデムシートは、ヘッドレストやバックレストに加えて、パッセンジャーの快適性や安心感を高めます。リアトランクの容量はなんと90Lとスーツケースなども積み込めるほどの容量を誇るため、2人旅行でも安心でしょう。さらに、ワイヤー式パーキングブレーキ及びロールロック機能によって、スタンドを使わずに車体を自立できる点も注目に値します。

 ブラックとシルバーのアルミホイールは、ツートーンのメッシュデザイン。赤色のブレーキキャリパーがホイールの隙間から覗く、イタリアブランドらしいおしゃれなデザインに仕上がっています。排気量は399ccを誇り、レッド、ブルー、ホワイト、グラファイト、ブラックの5色をラインナップしていました。こちらも、残念ながら現在は販売を終了しています。

ホンダの3輪スクーター「GYRO e:」

 最後に紹介するのは、後輪2輪タイプのスクーターであるホンダ「GYRO CANOPY」。飲食店のデリバリーによく使用されているモデルでもあります。大きな特徴であるウインドスクリーンは視野が広く高さもあるため、ドライバーに安心感を与えてくれるでしょう。

 電動式ウインドスクリーン・ウォッシャーとダブルリンク式ワイパーを装備しており、万が一走行中にスクリーンが汚れてしまった場合や、雨天時でも視界をクリアに保つことができます。

 また、8インチのホイールを採用した後輪2輪によって低速走行時でも安定感が高く、スイング機構によって後輪の浮きを抑えてくれる点も魅力。荷台部分に大きな荷物を積載しても安定感のある走りを実現しているほか、アルミホイールを使用することで、足回りの軽さも実現しています。

ホンダの電動3輪スクーター「GYRO e:」

 その他にも、フロントにオイルダンパー採用ボトムリンク式サスペンションを使用し、ロードノイズによるライダーへの不快さや荷物への衝撃を緩和。排気量は49ccを誇り、メーカー希望小売価格は57万900円(税込)、カラーはシャスタホワイトの1色のみをラインナップしています。

※ ※ ※

 決して多くはないものの、屋根付きバイクは国内国外問わず販売されています。通勤に使いやすい50ccや125ccのチョイ乗りバイクから、本格的なツーリングを楽しめる中型モデル、これから活躍しそうな電気バイクなど、一口に屋根付きバイクといってもその種類はさまざまです。

 走行中の風が気になる方や、バイクの安定性を追求したい方は、購入を検討してみるのも良いかもしれません。

【了】

【画像】屋根付きバイクの画像を見る(9枚)

画像ギャラリー

最新記事