美味しいアジフライを求めて走る旅 「横浜南部市場・食の専門店街」は、昭和の食堂的な雰囲気も楽しめる場所だった
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。「横浜南部市場・食の専門店街」を訪れました
多くの人で賑わう食の市場、昭和の雰囲気も残す楽しい場所だった
美味しいアジフライを求めて、神奈川県横浜市金沢区にある『横浜南部市場』にやって来ました。横浜の市場と言えば、みなとみらいの近くにある『横浜市中央卸売市場』ですが、こちらは業者向けで一般開放日以外は入れません。

横浜南部市場も2015年までは業者向けの卸売市場だったのですが、現在は専門店と食堂がある「横浜南部市場・食の専門店街」として一般向けになっています。
訪れた日は休日の昼時とあって、かなり混雑していました。駐車場も満車でしたが、バイクは待つこともなく入場。併設する「ブランチ横浜南部市場」が出来てから来るのは初めてだったので、軽く偵察してみます。大型のスーパーマーケットや家電量販店、飲食店などがあり、金沢区の漁港グルメである穴子天丼はありましたがアジフライは見当たりません。
ブランチから「食の専門店街」に戻ります。新しいブランチと違って昭和に建てられた市場らしい雰囲気を楽しみながら、目的のお店に向かいます。お店の前でメニューを見てみると、美味しそうな海鮮メニューはいろいろあるものの、肝心のアジフライが無い……。訊けばこの日はアジが入荷しなかったとのことでした。

既にグルメドラマの主人公のように「腹が、減った……」状態の筆者(増井貴光)は、諦めてマグロでも食べてしまおうかとも思いましたが、やはり、己の使命を全うしなければなりません!
あらためて場内マップを見ると食堂を発見。フードコート「南部亭」だなんてド直球な名称だなぁ、なんて思いつつ早速向かいます。数秒で到着すると、店内は満席のようで行列ができていましたが、回転が良いようで流れも早く、列に並んで5分ほどで入店できました。広い店内は、まさに昭和の食堂といった雰囲気です。これは期待してしまいます。
フードコート内には、「和食 蒔田」「キッチンK」「鈴(和食と海鮮)」の3軒が並んでいます。真ん中にある「キッチンK」のカウンターを見ると、アジフライがいるじゃないですか! 空腹もマックスだったので迷う余裕は全く無しで「アジフライ定食」(900円)をオーダーします。

数分で出来上がったのでカウンターへ取りに行きます。どことなく懐かしいアルミのトレイ上に整えられた「アジフライ定食」です。お店のおばちゃんに言われてからしもいただきます。同じタイミングでカウンターに並んでいた大ぶりなカキフライも美味そうです。ここで「アジフライ・カキフライ定食」があったことに気が付きますが、見なかったことにします。リーズナブルな「お昼のサービス」メニューも魅力的。テーブルに調味料は置いていないので、ここでソースをアジフライにかけて席に戻ります。
定食はシンプルにアジフライ2枚にご飯、みそ汁、漬物です。付け合わせは多めのキャベツとポテトサラダ。早速アジフライをいただきます。大きさは中くらいで厚みがあり、揚げ具合はサクッと良い感じ。身も良い具合に柔らかくジューシーです。油にしつこさはなく、何尾でも食べられそうです。あっという間に完食、昭和の市場食堂的な空間で、アルミのトレイに乗った定食を食べるというのがなかなか良い雰囲気でした。

食後は市場内で発見した焼き立てのたい焼きをデザートにいただき、市場を後にします。海に面している場所でバイクの写真でも撮ろうかと探してみますが意外に良い場所が見つからず、気がついたら横須賀市内を走っていました。複数の自衛艦が停泊している場所を見つけたので停まってみると、自衛艦隊司令部のある船越基地でした。結果的に横浜市の南端から横須賀市までのショートツーリングを楽しみ、帰路につきました。
■キッチンK(横浜南部市場・食の専門店街内)
所在地:神奈川県横浜市金沢区鳥浜町1-1
営業時間:8時から14時、日・祝日は9時から(水曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110



















