美味しいアジフライを求めて走る旅 横浜駅から近い『まえだや』で、生アジ入荷時のみ味わえるとんかつ屋メニューを堪能
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。神奈川県の横浜駅近く、「まえだや」を訪れました。
昔ながらの定食の店、とんかつ屋で王道のアジフライの味を堪能
美味しいアジフライを求めてやって来たのは、神奈川県横浜市の横浜駅です。海は近いもののアジの気配は感じられない大都会です。今回は、買い物があって横浜駅近くの家電量販店に来たのでした。愛車のホンダ「CT110」はバイク駐車場に停めているので安心です。
用も済んだので昼メシだ! と、お店を探します。そういえば、すぐ近くにアジフライが有名なとんかつ屋があったこと思い出しました。ということで、横浜駅とも地下街の「ジョイナス」で接続している、「エキニア横浜」ビルの地下1階に突入します。
行列しているラーメン屋の隣に、ターゲットである「まえだや」を発見しました! 店外のメニューを見てみると……アジフライがありません! 不発だったのか!? とショーケースの上の看板を見ると「本日アジフライあります!!」と手書きのPOPが下がっているではないですか! さらにショーケースには「アジフライは生アジが入荷した時のみになります」とのこと。これは期待大です。
店内に入ると、カウンターだけの昔ながらの定食屋といった雰囲気です。メニューは壁に貼ってあります。アジフライは「あじフライ定食(あじ2枚)」のほかに、ヒレカツ、鶏の唐揚げなどと組み合わせた「あじフライの盛り合わせ定食」もあります。もちろんオーダーはアジフライ2枚の方にしました。とんかつ屋なのでヒレカツにも惹かれましたが……。
料理を待つ間に“揚げ物パラダイス”なメニューを更に見ていると、エビフライやカキフライが主役の「えびフライ盛り合わせ定食」や「かきフライ盛り合わせ定食」もあります。そして衝撃の張り紙も発見! 「あじフライは時価になります」……お店の方に訊くと、その日に仕入れたアジの大きさや仕入れ値で変わるそうです。
数分で揚げたての「あじフライ定食」がやってきました。少し大きめのアジフライが2枚お皿に乗っています。付け合わせはキャベツの千切り。天然出汁のみそ汁とご飯、お新香がセットです。
早速アジフライに箸を入れます。衣のサクサク感がなんとも良い感じです。厚めの身はフワッとしていて王道と呼ぶにふさわしいアジフライです。アジの味もなかなか。ソースはとんかつソースとウスターソースを出してもらいましたが、筆者(増井貴光)的にはウスターソースが合うと思いました。
みそ汁はホッとする味。アジフライのボリュームがある分、ご飯の量がちょっと足りませんでしたが、御代わりするほどでもなくお腹いっぱいになりました。今回も満足いっぱいなアジフライでした。
さて、もう1件行きたいところがあるので「CT110」で走り出します。向かったのは目玉のマークでお馴染み、本牧の「MOONEYES(ムーンアイズ)」のお店「MOONEYES AREA1」です。このお店は、ホットロッドなど4輪のイメージが強いのですが、チョッパーをはじめバイクに使えるパーツも販売しています。最近ではホンダ「CT125・ハンターカブ」用のオリジナルパーツもリリースしています。
ムーンの目玉マークが入ったカバー類が大半を占めますが、ゴツいキャリアの付いた「デュアルヘッドライトフロントラックキット」や、リアキャリアがテーブルに変身する「キャンプテーブルキット」など、ユニークなパーツもあり、見ていると筆者の「CT110」にも装着したくなってしまいます。
また、ここには「MOON Cafe」も併設されていて、アメリカンなフードやドリンクが楽しめます。お腹がすいていたらハンバーガーが食べたいところですが、さすがに今は入りません。
1階のアパレルやバイクパーツ、2階のクルマ用のパーツを物色しましたが、じつは最初から買いたいものは決まっていたのです。それはムーンのイメージカラーである鮮やかなイエローに、ムーンの目玉がプリントされたバケツ「MOON Bucket」です。容量5ガロンで洗車にもピッタリ。蓋をすれば椅子にもなる優れものなのです。「CT110」のリアキャリアに目玉が見えるように積んで、ウキウキ気分でお店を後にしました。
■まえだや
所在地:神奈川県横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜 地下1階
営業時間:11時30分から15時、18時から20時30分(不定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります
Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110