フレンドリーなスズキの250ccフルカウルロードスポーツ『ジクサーSF250』に乗ってみました!「夜道雪のちょっと寄り道」
人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第12回目では250ccc油冷エンジンを搭載したスズキのフルカウルロードスポーツモデル、ジクサーSF250に乗ってみました。
リーズナブルで燃費もいい、お財布に優しいお値段以上のジクサーSF250
どうも、夜道雪ですー! 今回は250ccc油冷エンジンを搭載したスズキのフルカウルスポーツ『ジクサーSF250』に試乗します! こちらのバイクは学生さんや若者にとってもオススメなバイクなのです! 詳しくインプレッションしていきます!
結論、リーズナブルを超えて
お値段以上ジクサーSF!
なんです。
250ccクラスのスポーツモデルと言っても「え、250でこんなに高いの!?」と、ビックリするような価格のバイクも最近ではまあ結構ありますよね……。
(めちゃくちゃ良いパーツをふんだんに使っていたりするので仕方ないですね)
そんな中、ジクサーSF250の新車価格を聞いたら、みなさんきっと驚きます!
なんと、驚きの新車価格50万以下…。
事件ですな。
すごいところは車体価格だけじゃないんだよ。
一般道の走行でリッター30kmは出せちゃいます。スペック上の燃料消費率は国交省届出値で45.0km/L(60km/h)2名乗車時。どこまで財布に優しいんだ…。
人に優しく、自分には厳しいジクサーSF…。優しすぎるよ、ジクサーSF。私にはもっとわがままを言っていいんだよ…! 甘えていいんだよ…?
茶番はさておき、気になった各パーツも見ていきましょ!
独断と偏見でジクサーSF250の見どころをチェック!
見て見て! ヘッドライトはすべてLEDです。これで夜道にも気をつけなくて済みますよ。
ちなみに私の所持してるバイクは、LEDライトに変えているんだー! 初心者のみんな! 夜間に乗り比べるとわかるよ、LEDのありがたみを。にしてもこのヘッドライトも個性的でかっこいいわね~!
あとね、ホイール見て。よくね? リムステッカーよくね? フルカウル系のバイクって足まわりが寂しくなりませんか?
わたしは自分の持っているフルカウルのバイクを見た時に、ホイール周辺とかがなんとなく寂しく思っていたんです。だからリムステッカーを自分で貼ったんだー。なんかこう、リムにラインが入るだけでバイクが華やかになるんだよ。本当に!
ちなみに、ジクサーSF250はフルカウル装備のロードスポーツですが、高回転・高出力を重視したスーパースポーツモデルと違ってスポーツ性能などにあまりコダワリを向けていないという、独自路線のバイクらしいのです。扱いやすさや操作しやすさといった実用性重視なのですね。
決して尖った走りをしたい玄人向け、というものではないです。「え、じゃあ性能ダメなの?」って思っちゃったでしょ?
全然そんな事ないよ! 馬力もそこそこあるし、一般道に限らず高速道路なんかを走ってもまったく問題なく走れる!
スポーツ性能をあまり重視してないとか言いつつ、車体重量も軽い(すご!)。単気筒らしい力強い走り出しで、コーナリングも軽快でスムーズ。街乗りでは充分なパワーでキビキビと走れちゃいます。
実際のところ、一般道で普通に乗る分には「スポーツ性能を重視してない」という巷のウワサのようにはあまり感じられないと思います。良い意味でね。
とくにバイクに乗ったことがない初心者さんの初めてのバイクとして持つなら、スポーツ性能も充分すぎるくらいの走りをしてくれると思いますよ。
しかもジクサーには、スズキさん新開発の油冷エンジンが搭載されているのも良い。往年のスズキ乗りに「え、ちょっと乗ってみたいなあ」と言わせることもできる、かもしれない。
ぜひ試乗をして、ジクサーSF250のフレンドリーな走りを味わってみてほしいです!
■ジクサーSF250
全長×全幅×全高:2,010×740×1,035mm
軸距:1,345mm
最低地上高:165mm
シート高:800mm
車両重量:158kg
最小回転半径:2.6m
エンジンタイプ:油冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:249cc
内径×行程:76.0×54.9mm
圧縮比:10.7:1
最高出力:19kW(26PS)/9000rpm
最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/7300rpm
燃料タンク容量:12L
タイヤ:前110/70R17M/C 54H、後150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式:前後 油圧式シングルディスク(ABS)
懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式
フレーム形式:ダイヤモンド
■メーカー希望小売価格:48万1800円(税込)