フレームセット59.4万円!! TIMEが放つ近代ロードバイクのシンプルな魅力を伝える最後の存在!?
ディスクブレーキ全盛のいま、あえてリムブレーキを選ぶフランスの自転車メーカー「TIME(タイム)」の「ALPE D'HUEZ RIM(アルプデュエズ・リム)」は、軽さ、しなやかさ、そして乗る歓びを再認識させるフレームセットです。
リムブレーキの採用が導く純粋な走り
スポーツサイクル(自転車)ではディスクブレーキが主流となった現在において、リムブレーキモデルは少数派になりました。しかし、その選択が「過去の遺物」であるかと言えば、決してそうではありません。むしろ、バイク本来の軽快さやダイレクトな操作感を求めるライダーにとって、リムブレーキは今なお魅力的な選択肢であり続けています。
フランスの自転車メーカー「TIME」の「ALPE D’HUEZ RIM(アルプデュエズ・リム)」は、その価値を現代において体現する希少なフレームセットです。最大の特徴は、圧倒的な軽さとしなやかな乗り味にあります。登坂においてはペダリングの入力が無駄なく推進力へと変換され、バイクが軽やかに前へ進んでいく感覚を味わえます。踏み込んだ瞬間の反応は鋭く、それでいて過度に硬すぎることはありません。

この独特なフィーリングを支えているのが、TIME独自の素材と製法です。VECTRAN(TM)のような高強度繊維を適所に用いることで、フレームは軽量でありながら優れた剛性を確保しています。さらにRTM製法により、内部に気泡のない均一な構造が形成され、品質の高さを細部まで実現しています。こうした工程は航空宇宙分野にも通じる精度を持ち、一般的なカーボンフレームとは一線を画します。
また、BCS構造によって繊維を編み上げることで、フレーム全体が連続した一体構造となり、応力の分散にも優れています。これにより、路面からの振動は適度にいなしつつ、推進力を損なわない絶妙なバランスが生まれます。長時間のライドでも疲労が蓄積しにくく、結果としてより遠くまで走り続けることが可能になります。
リムブレーキモデルであることの利点も見逃せません。構造がシンプルなため整備性に優れ、輪行やパーツ交換も容易です。さらに、自身のホイール資産をそのまま活用できる点は、多くのサイクリストにとって現実的なメリットとなります。重量面でもディスク仕様より有利であり、ヒルクライム志向のライダーには特に大きな価値をもたらします。
デザイン面では、無駄を削ぎ落としたクリーンなシルエットが印象的です。インテグレーテッドケーブルシステムにも対応し、現代的なルックスを保ちながら、クラシックな操作感を両立しています。シングルカバーの採用により、1X仕様でも美しく仕上がる点も見逃せません。
さらに、ダイニーマ繊維のような先進素材を取り入れることで、耐衝撃性や耐久性にも配慮されています。環境負荷の低減にも貢献するバイオベース素材の採用は、これからの時代にふさわしいアプローチと言えるでしょう。
単なる「リムブレーキの継続モデル」ではなく、軽さを突き詰め、素材と製法に徹底的にこだわり、走る歓びを純粋な形で提供するための選択です。ディスクかリムかという単純な二択ではなく、自分がどのような走りを求めるのか。その問いに対して、明確な答えを提示してくれる存在です。
軽さとフィーリングを重視し、リムブレーキというスタイルに価値を見出すサイクリストにとって、このフレームは特別な意味を持つのではないでしょうか。
価格(消費税10%込み)は59万4000円(フレームセット)でカラーは「V21グロスカーボン」と「V16グロスコバルト」、サイズはXS/S/M/Lです。納期は約3~4カ月の受注生産となっています。







