【MotoGP第9戦カタルーニャGP】ヤマハのF・クアルタラロが独走 今季2勝目でポイントランキングトップを死守
2022MotoGP第9戦カタルーニャGP MotoGPクラス決勝レースが6月5日にスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで開催されました。今回のレースではファビオ・クアルタラロア選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が今季2勝目をマークしました。
前年王者が貫禄の走り
2022MotoGP第9戦カタルーニャGP MotoGPクラス決勝レースが6月5日にスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで開催されました。

ドラインコンディションで行われたカタルーニャGP(24周)は、アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)、フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1列目スタート。
2列目にはヨハン・ザルコ選手(プリマ・プラマック・レーシング)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ選手(グレシーニ・レーシングMotoGP)、ホルヘ・マルティン選手(プリマ・プラマック・レーシング)が並びます。
レース直後、1コーナーで2番手スタートのクアルタラロ選手がトップを奪いますが、その後方で12番手スタートから4番手付近で1コーナーに入ろうとした中上貴晶選手(LCRホンダ・イデミツ)がフロントを滑らせ転倒。
フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)とアレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)を巻き込み、3選手ともリタイアとなっています。
トップに立ったクアルタラロ選手は、4周目には2番手に1.5秒差をつけ、序盤より独走体制を築きその後もトップを死守。
後方ではマルティン選手、アレイシ・エスパルガロ選手、ザルコ選手が2番手・3番手争いを繰り広げます。
最終的にクアルタラロ選手はレース中、一度もトップを譲らずに優勝。2位はマルティン選手、3位はザルコ選手とプリマ・プラマック・レーシングのふたりが入賞しています。
今回のレースを終え、今季2勝目をあげたクアルタラロ選手は次のようにコメントしています。
■ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

「今週末はいくつかの改良を行い、良いところを見ることができました。特に金曜日はグリップがない状態で、フィーリングはとても良かったです。その後、グリップが増してきて、また苦労するようになりましたが、全体的に見れば以前より少なくなっていました。
スタートで他のライダーとちょっと接触してしまいかなり遅れて最後尾まで落ちてしまったのですが、そこから追い上げてトップ10争いに加わることができました。これは間違いなく前進であり、ポジティブなことです。
でもまだ、望んでいた位置には到達していません。どこを改善しなければならないかはわかっていて、それを追いかけています。正しいフィーリングを見つけようとしていますし、いつかは何とかなるでしょう」。
■2022MotoGP MotoGPクラスライダーズランキングトップ 10(第9戦カタルーニャGP Moto終了時点)
1ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ )147
2アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)125
3エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 94
4ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)91
5フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ)81
6ブラッド・ビンダー(KTM)73
7アレックス・リンス(スズキ)69
8ジョアン・ミル(スズキ)69
9ジャック・ミラー(ドゥカティ)65
10マルク・マルケス(ホンダ )60