【自転車の種類】見た目だけじゃない!? 「FAT BIKE(ファットバイク)」が極太タイヤを装着している理由

自転車には様々な種類があり、いろいろなシチュエーションに合わせて多彩な進化を遂げてきました。ここでは思わず二度見してしまうほどインパクトのある太いタイヤが特徴的な「FAT BIKE(ファットバイク)」を紹介します。

極太のタイヤには、理由があるのです

 自転車には様々な種類があり、いろいろなシチュエーションに合わせて多彩な進化を遂げてきました。ここでは思わず二度見してしまうほどインパクトのある極太のタイヤが特徴的な「FAT BIKE(ファットバイク)」を紹介します。

極太タイヤを履く「FAT BIKE(ファットバイク」
極太タイヤを履く「FAT BIKE(ファットバイク」

「ファットバイク」に関しては明確な定義はありませんが、クロスバイクやマウンテンバイク(MTB)の様な、スポーティなフレームに幅が7cmから10cmという驚くほど極太のタイヤを装備しているのが特徴です。一般的な自転車のタイヤの幅が約3.5cmほどですから、その太さは思わず二度見してしまうほどインパクトがあります。

 同様に太いタイヤを履く自転車に「ビーチクルーザー」があります。こちらはアメリカの西海岸で、サーファーが自宅から海岸まで、砂浜でもタイヤが沈みこまずに走れるように誕生したと言われる自転車です。一方の「ファットバイク」は、アメリカの寒冷地で、砂ではなく雪の上や荒れた山岳地帯でも走れるように開発されたと言われています。

 コンセプトとしては近いものがありますが、「ビーチクルーザー」が家から海までの比較的近距離で平坦な道を走ることを前提としているのに対し、「ファットバイク」はよりスポーティにオフロードを走り回ることを前提にしています。

 また同じように、山の中などの悪路やオフロードを走る「マウンテンバイク(MTB)」がありますが、「MTB」がフレームに取り付けられたサスペンションで地面からの衝撃を吸収するのに対し、「ファットバイク」はそのタイヤの太さで衝撃を軽減します。見た目だけでなく、その極太タイヤが自転車としての特性を大きく決定づけていると言えます。

 そこまでタイヤに依存した「ファットバイク」は、タイヤの空気圧で走り心地が変化するというのも面白い特徴のひとつです。空気をパンパンになるまで入れればタイヤが固くなってスピードが出やすくなり、逆に空気圧を下げるとスピードは出にくくなりますが、地面からの衝撃をより吸収し、また接地面が増すことで荒れた地面でもつかみやすくなるので、かなりの悪路も安定して走れるようになります。

 タイヤの空気圧を変えるだけでシチュエーションに応じた設定ができるので、楽しみ方の幅も広がります。

 強烈なインパクトの見た目だけでなく、機能的な魅力も持つ「ファットバイク」。市街地で乗るには車体の重さや、前輪を挟み込むタイプの駐輪場が使えない等のデメリットもありますが、自転車の楽しさを思う存分に味わえるキャラクターです。

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