8耐前最後のテストは好感触! レーシングライダー大久保光のレースレポート
国内外で活躍するレーシングライダー 大久保光選手が、第2回目の鈴鹿8耐公式でストに参加!そのレポートです。
ヨーロッパと日本を行ったり来たり
皆さんこんにちは。私は今、チェコの首都プラハにいますが、只今ヨーロッパは記録的な熱波に襲われていて、イギリスでは40度越え、またスペインやポルトガルではその影響から、各地で山火事が起きていて、残念ながら暑さにより死亡者も出ているとのことです。
ヨーロッパは、日本やアジアとは違い、今までそこまで暑くなることがなかったとのことで、エアコンが無い家庭が多く、暑さを凌ぐにも扇風機ぐらいしかないのが現状です。
日本は今、雨が続いていて暑さも若干和らいでいると思いますが、こちらのほうも早く暑さが和らいでくれたらと思います。

そんな今回は、7月におこなわれました鈴鹿8時間耐久ロードレース2回目の公式テストについて、書きたいと思います。テストは2日間でおこなわれ、1日目の最後には夜間走行も有るなど、いよいよ本格的に8耐が始まってきたという感覚です。
事前の天気予報では、台風が直撃するコースだったので正直、中止になるのではと思っていました。実際に1本目の走行があった1日目の午前中は、ウェットコンデションでの走行。今回もチームメイトである佐野選手との、ふたりでのテストとなりました。
心配していた天気予報は外れ、台風の進路も大きくずれて午後からはドライでの走行をすることができ、初日からマシンのセットアップ、それから今回から新しくなったパーツなどのテストを進めていきました。
夜間走行の時間は、夜間の走行経験が少ない佐野選手に多めに走ってもらい、改めて夜間の走行感覚をチェックすることができました。

2日目の目標は、チームベストの更新とロングランのテスト。マシンもある程度仕上がってきたこともあり、トップ10トライアルを見据えた1周のアタックをおこなって、目標だったチームのベストタイムを更新することもできました。
そして、そのままピットインし、マシンのデータを見直したのちにロングランをスタート。しっかりと、アベレージタイムをキープする走りを心がけましたが、新たな問題点も見つかり、思うようなペースでは走ることができませんでした。
とはいっても、ペースはそれなりに良好。レースウィークには第3ライダーであるエルワン・ニゴン選手も合流しますので、レースウィークのフリー走行でライダー3人揃っての最終チェックをおこない、レースでは上位進出を目指して頑張ります!