チャーリー・シーン主演の衝撃作が37年を経て日本初ロードショー公開!『ブロークン・ジェネレーション』

若き日のチャーリー・シーンが主演し、強烈な暴力描写で当時の全米で大きな反響を巻き起こした絶望の青春映画『ブロークン・ジェネレーション』が、37年の時を経て2022年8月19日(金)より全国順次公開されます。

若者たちの未来に対する葛藤

 チャーリー・シーン主演、ペネロープ・スフィーリス監督による『ブロークン・ジェネレーション』(1985年)が、デジタル・ニューマスターで日本初公開されます。

『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.
『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.

 本作は、パンク・ドキュメンタリー映画の最高峰といわれる『ザ・デクライン』(1981年)でアメリカン・パンクの生態を捉え、『反逆のパンク・ロック』(1983年)では社会から排除された孤児たちの儚い日常を切り取り、『ウェインズ・ワールド』(1992年)で興行収入1億ドル突破したペネロープ・スフィーリス監督が、実在の連続殺人鬼の記事を目にしたことを動機に不安定な若者の苦い青春像を描き出した衝撃作。

 映画の舞台となるのは、アメリカの小さな田舎町。高校卒業を迎えた青年ボーとロイは、工場で働く退屈な日々を目前に控え、衝動的にハリウッドへ現実逃避の旅に出ます。夢も希望もない未来に、次第に引き裂かれていく心。やがて2人は無軌道な犯罪と殺人に手を染め追い詰められていき……。

『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.
『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.

 当時VHSでリリースされた際に『ブロークン・ジェネレーション/撲殺!射殺!極限の暴力少年たち』という邦題が付けられたことからも分かるように、本作のウリは目を背けたくなるような過激な暴力描写でした。しかしペネロープ・スフィーリス監督は日本公開に向けたメッセージ動画で、いま現実世界に蔓延る様々な暴力や理不尽を見つめ、「いろんな意味で暴力的な作品で、恐らく今日なら撮りません」と告白しています。

 米国初公開時、ジョナサン・カプラン監督の『レベルポイント』(1978年)や、テレンス・マリック監督の『地獄の逃避行』(1973年)と比較された本作。誰もが抱える大人への成長の不安と殺人鬼の心理を描ききり、あからさまな共感を求めない淡々と絶望を綴る演出で高く評価されました。

 主演は、のちに『プラトーン』(1986年)や『メジャーリーグ』(1989年)でスター街道を突き進むことになるチャーリー・シーンと、主演作『グリース2』(1982年)の大コケによって干され気味だったマックスウェル・コールフィールド。彼らの鬼気迫る演技と、ドキュメンタリー映画出身の監督ならではのリアルな描写と設定は、フィクションという枠を超えて人間の抱える本物の恐ろしさに満ちています。

ホンダ「XL350R(1985)」
ホンダ「XL350R(1985)」

 この頃のチャーリー・シーンといえば、本作の翌年公開の『処刑ライダー』(1986年)で、真っ赤なホンダXL350Rで派手なチェイスシーンを演じていました。90年代にはその名も『キング・オブ・ハーレー』(1993年)で麻薬組織に潜入する捜査官を演じており、ハーレーダビッドソン・ソフテイルをボロボロのフレームから組み立てるシーンもあるのでバイク好きは必見です。

『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.
『ブロークン・ジェネレーション』(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.

 強烈な暴力描写に、監督の“反暴力のメッセージ”が込められた『ブロークン・ジェネレーション』は、2022年8月19日(金)より新宿シネマカリテほかで公開です。

『ブロークン・ジェネレーション』予告編

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