国内最大級の展示!! 岩下コレクション「世界のモーターサイクル歴史館」を訪ねる【国産車編】
大分県由布市湯布院町にある『岩下コレクション』を訪れました。ここは国産や海外製の稀少な歴史的車両が200台以上も展示されている複合博物館です。その中から国産バイクを中心に紹介します。
圧巻!! 歴史に残る名車の数々がズラリ……
大分県由布市湯布院町にある『岩下コレクション』を訪れました。ここは国産や海外製の稀少な車両が200台以上も展示されている複合博物館です。オーナーの岩下洋陽氏が約40年をかけて集めてきた貴重なバイクや、昭和レトロアイテムは必見です。

「未来は歴史に学べ」という理念の元に、オーナーが収集したものはバイクに限らず、大衆文化財や社会遺産など多岐に渡ります。貴重なステレオやレコード、昭和時代の玩具や日常生活の中で見られる物なども展示されており、じっくり時間をかけて堪能したいところです。
そんな中でも、やはりバイクの数は圧倒的です。1階は主に国産車をメインに展示していますが、「日本車の黎明期」という解説パネルもあり、読むと当時の様子を知ることができます。

そこには、日本の第一号モーターサイクル「NS号」や「NMC号」「旭号」などのことが記載されています。また、「旭号」はトライアンフを分解して図面を作成、ここから日本のメーカーの技術レベルの向上に繋がったことや、「SSDシシド」「ABCアベ」「国産ハーレー」「メグロ」「キャブトン」などが名を連ねていきます。
数多くの国産車が誕生したものの、金属材料の入手や熱処理のノウハウに乏しい日本では、性能的には輸入車に劣るものしか作れず、第二次大戦後の1950年代前半まで、長距離ツーリングできる車種は少なかったそうです。走れば途中で修理は当たり前で、「シューリング」なる言葉もあったのだとか。

その解説の最後の一文に、「それでも解放感あふれるモーターサイクルの魅力に、多くの人達が魅了されていったのである。」とあり、思わずグッと来ました。
そんな黎明期を経て、日本人の中にモーターサイクル文化が根付いたおかげで、今もこうしてバイクライフを楽しむことが出来ているのでしょう。ここのコレクションを見ると、ただのノスタルジー、懐古趣味ではなく、未来へのエネルギーの糧となる展示なのだと感じます。

個人所有物の博物館としては圧倒的なボリュームに、目も心も奪われる人は多いはず。大分県へツーリングなどで訪れることがあれば、一度は立ち寄ってみることをオススメします。
■岩下コレクション(取材・撮影協力)
所在地:大分県由布市湯布院町川北645-6
入館料:大人800円、中高生600円、小学生300円
営業時間:9時~17時(年中無休)
































