遂に公道復帰するもアイドリングが不安定に!? 40万kmオーバー車は燃料系に要注意!! 海外でも大人気の軽トラ 純スバル「サンバー」へのこだわり Vol.25

部品取り車のつもりで購入した「白帽サンバー」が、あれよあれよと公道復帰。登録までには様々な出来事がありましたが、登録後もまだまだ続くようです。信号待ちなどでアイドリングが不安定に……過走行車なので、様々な予防的メンテナンスも必要不可欠になります。

過走行車「あるある」クリーンナップが重要!

 キャブレター時代のモデルなら、2輪4輪を問わず、メンテナンス経験は豊富なつもりですが、FI仕様(フューエルインジェクション仕様)のバイクやクルマは、今ひとつよくわからないことが多いのが正直なところです。ですから、ぼく(筆者:たぐちかつみ)はあまり好きではありません。

 それでも、この年代のスバルサンバーは、まだまだシンプルな構造らしく、メンテナンス資料さえあれば(持っていませんが……)、自分自身の手で、やる気になれるモデルでもあるそうです。

日増しにコンディションアップしている「白帽」こと、元「赤帽運送」仕様車です。しかし、エンジン冷間時に時々発生する失速感が気になりました。そこで、経験豊富なプロメカニックに相談しました
日増しにコンディションアップしている「白帽」こと、元「赤帽運送」仕様車です。しかし、エンジン冷間時に時々発生する失速感が気になりました。そこで、経験豊富なプロメカニックに相談しました

 通称「白帽サンバー」を公道復帰させ、「青帽」と「白帽」を、おおよそ10日毎に入れ換えながら走らせていますが、ある日、完全冷間時からのエンジン始動後、走り始めてすぐに、アクセルペダルに対してエンジン回転がついてこない場面がありました。

「あれっ!?」と思い、路肩に寄せてアイドリングさせながら、元気良く空吹かしを数回してみました。その後、走り始めると、何事も無かったかのように快調に走ってくれました。その日は、それでヨシとしましたが、気分的にはよろしくありません。

 数日後、エンジン始動から暖機運転などせずに走り始めると、やはり自宅から100mも走っていないのに同じ症状が出ることがありました。またまた路肩に寄せて、今度は、空吹かしせずにエンジン回転をやや高めに保って(感覚的には2500rpmぐらい)、時間的には30秒程度待機してみました。

 その後、走り出すとやはり何事も無く普通に快調に走ることができました。走りながらいろいろ考えましたが、どうやら完全冷間時からの始動、そして「エンジン暖機中」にしかその症状は発生しない様子です。何故なら、完全暖機後の走行中には、似たような症状が一度も発生しないからです。

あっちこっち、いろいろと修理の手を入れて、日増しに本来の走りを取り戻しつつある「白帽サンバー号」。実は、現状トランスミッションには特別仕様のローギヤードデフが搭載されていることもわかりました
あっちこっち、いろいろと修理の手を入れて、日増しに本来の走りを取り戻しつつある「白帽サンバー号」。実は、現状トランスミッションには特別仕様のローギヤードデフが搭載されていることもわかりました

 それでも心配なので、燃料ポンプを中古の程度上物に交換しました。燃料フィルターは、登録前メンテナンスの時に交換していたので大丈夫だと思います。さらにスロットルバルブに取り付けられる「エアーコントロールバルブ」を抜き取り、バルブシート部分の汚れを洗浄することにしました。

 その後は、冷間始動時に似たような症状が発生していませんので、今のところヨシとしています。

 似たようなトラブル経験がある方、また、過走行サンバーを走らせている方は、NAエンジンでもスーパーチャージャーエンジンでも、スロットルバルブにエアーコントロールバルブが差し込まれて締め付け固定されていますので、定期的に取り外して洗浄してみることをお勧めします。

 洗浄時には、泡タイプのキャブレタークリーナーケミカルを利用して、汚れにしっかり塗布しながら染み込ませ、クリーニングするのが良いと思います。また、スロットルボディ側には突っ込んだウエス越しにキャブクリーナーケミカルを吹き付け、湿布のようして汚れ取りするのが効果的なようです。

 要するに、ケミカルを利用して、汚れに染み込ませて、浮かせて拭き取り除去するのが良いようです。正直、この汚れが想像以上にしつこかったので、不調の主な原因は、このバルブの汚れだったのかも知れません。

【画像】結局原因は何だったのか!? 怪しい汚れの徹底除去メンテを画像で見る(16枚)

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Writer: たぐちかつみ

フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。

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