これも自転車の必須装備!? 見落とされがちな「リアリフレクター」
公道を走る自転車に装備が必須なパーツのなかで、意外と見落とされがちな「尾灯(テールライト)」や「後部反射板(リアリフレクター)」は、進行方向を照らす「前照灯(ライト)」とともに、暗い場所で自分の存在をアピールし、後方からの衝突リスクを防ぐための重要なパーツです。
壊れたら必ず修理! リアリフレクターの重要性
自転車で公道を走るために、必ず装備しなければならないパーツが3つ存在します。まず、安全に停止させるための前後ブレーキ(制御装置)、夜間に進行方向を照らす前照灯(ライト)が必要なことは周知のとおりだと思います。

そして意外と見落とされがちな3つ目のパーツが、自転車の後部に取り付けられた尾灯(テールライト)もしくは後部反射板(リアリフレクター)です。
装備は道路交通法第63条の9で定められており、違反した場合には5万円以下の罰金が科されます。
ちなみに、ライトやテールライトなどは「夜間に走行しない場合は装備していなくても違反にならない」と解釈されるかもしれませんが、昼間のトンネル内、明るい時間に帰るつもりがすっかり陽が落ちてしまった場合など、暗い道路では点灯・点滅することが求められます。基本的には必須の装備だと考えた方が良いでしょう。
クルマやバイクを運転する人なら一度は経験があるかもしれませんが、夜間や暗い道を走っている時、ヘッドライトが点灯していても前方視界は限定され、目の前に突然障害物が現れることがあります。走行速度によっては回避が間に合わず衝突するといった最悪の結果を招くことにもなりかねません。
そんな状況で自転車は、原則として車道の左側をクルマと同じ進行方向に走っているので、後方に自身の存在を知らせるパーツが無ければ追突・接触されるリスクが高くなります。
最悪の結果を防ぐためにも、テールライトやリアリフレクターは必須装備なのです。もちろん自ら光って後方に存在をアピールするテールライトなら万全ですが、光を反射するリアリフレクターでも問題ありません。
と言うのも、たとえば鏡にライトを当てた場合、光は分散して反射しますが、リフレクターは「再帰性反射」という、光がどのような方向から当たっても光源に向かって反射する仕組みになっているので、車のヘッドライトが当たると、その光は自動車に向かって反射されます。電池切れの心配がない分、テールライトよりも利便性は高いかもしれません。

なお、自転車の後部に取り付けるテールライトやリアリフレクターの色は「赤」か「オレンジ」と決められています。この色については各都道府県の公安委員会が定めることになっており、東京都の場合は「赤のみ」なので、東京都在住の方は注意が必要です。
法律で定められているからという理由だけではなく、自らの安全を守るために必ず装備しておきたいリフレクターですが、街を走る自転車を見ると、けっこうな割合で破損しています。リアフェンダー(泥除け)に装着するタイプは後端に飛び出て装備されているため、ちょっとしたことでぶつけて破損しやすく、また走行に支障が無いので修理が後回しになりがちです。
電池などを使用しない単純なリアリフレクターは、安いものなら200円ほどで購入が可能です。交換・取り付けも難しくはないので、破損した場合は必ず修理しましょう。




