ヤマハ「YZF-R7」は公道でも走る楽しさ全開のファンマスター!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
レーシングライダーの石塚健選手が、ヤマハ「YZF-R7」に試乗。そのインプレッションです。
公道でも健在のスポーティな走り
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
今回は、2022年2月に発売されたヤマハの新型「YZF-R7」の公道でのインプレッションをさせて頂きたいと思います。

今年の初めにサーキットで試乗させて頂いたYZF-R7ですが、今回は公道での試乗ということで、同じバイクでもサーキットと公道ではどのようなフィーリングの違いが感じられるのか、秩父のワインディングを走ってきました。

サーキットを走ったときの感想は率直にいうと、とても乗りやすく、まさに「Fun master of Supersports」といったコンセプトの通り、走る楽しさを極めるスーパースポーツといった感じ。非常に素直にバイクが旋回してくれ、ライダーの思い通りに扱うことができるので、サーキットならどんどんアクセルを開けていきたくなる、そんなバイクでした。
そのYZF-R7を公道で走らせたら、どう感じるか? サーキットとの違いは?というのが今回のインプレのテーマでしたが、結論からいうと、R7は公道でも驚くほど乗りやすく、乗っていて楽しいバイクでした。

公道でも、サーキットで走行した際に感じた乗り味に変わりはなく、とてもスムーズで振動が少なく、滑らかなエンジン特性は、一般道を走っていても、持っているパワーを使い切りたくなります。
しなやかに路面からの衝撃を吸収してくれることで得られる安心感は、車体と足回りとの相性の良さを感じさせてくれます。
また、クラッチも軽く、ギアの入りもかなりスムーズな点も、ライダーにとって重要な扱いやすさに繋がっている部分。ヤマハエンジンの特徴的でもあるトコトコ感がとても心地よく、サーキット走行の時よりも、その特性を感じながら楽しんで走ることができました。
そして何より軽い。カタログに書いてある車重重量は188kgと一般的ですが、走行していると数字以上に軽快で、ぐりぐり曲がってくれます。

タンクや外装もかなりスリムなので、取り回しやターンも楽々。思っていたよりもトルクフルだったので、うっかりエンストしてしまう心配もあまりありません。
一方で、快適な乗り心地とはいえ、やはり街中や高速でのロングランではライディングポジションがやや前傾な為、若干しんどさを感じてしまう部分もありました。しかし、ワインディングなどカーブの連続する峠道では、そのスーパースポーツが故の前傾姿勢のポジションが、サーキットのようなスポーティな走りを、存分に堪能させてくれます。
姿勢や積載性の観点から考えると、長距離ツーリングには不向きかもしれませんが、ワインディング走行を主体にバイクライフを楽しんでいる人には、特にオススメの1台です。どんなシーンでも楽しめるYZF-R7。それこそがこのバイク最大の魅力だと思います。
そんなYZF-R7の価格(消費税込)は、99万9900円です。
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。











