美少女が駆る深紫のドゥカティがカッコよすぎる『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』
平凡なオタク少年の無謀なヒーロー活動が予想外の展開を迎える姿を描いてスマッシュヒットを記録したハードバイオレンス・アクション・コメディ映画の続編『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』に登場するドゥカティの疾走シーンは問答無用にカッコよく、そしてかわいいです。
問答無用のクール&キュート
スーパーヒーローに憧れるオタクな高校生が自作のマスクとスーツでヒーロー活動を開始。あまりにも無謀な行動と思いきや、彼と同じようにヒーロースーツに身を包んだ少女“ヒット・ガール”や彼女の父である“ビッグ・ダディ”が登場し、本人の思惑を超えた展開が繰り広げられる様子を、何でもありのハードアクションとブラックユーモアたっぷりに描いてスマッシュヒットを記録した『キック・アス』(2010年)の続編『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』(2013年)。すべての冴えないオタクや正義を信じる大人を笑わせ泣かせ熱くさせた本作にも、カッコよすぎるバイクシーンが登場します。

美少女クロエ・グレース・モレッツ演じる大人気キャラのヒット・ガールが、猛スピードでディープ・パープルにペイントされたドゥカティの1199パニガーレを走らせるシーンなのですが、これがもはやカッコよさとかわいさの高速フュージョン。第1作から美しくキュートに成長した彼女と、ギラギラしたドゥカティの組み合わせは、この短いシーンだけでも悶絶級の魅力です。
父のビッグ・ダディを失ったヒット・ガールことミンディの保護者マーカスは、日頃から彼女に「普通のティーンエイジャーとして生きて行って欲しい」と願っています。しかしミンディは亡き父の意志を継ぎ、培った戦闘能力でマーカスには内緒でヒーローとして活躍しています。

そんなある日、怪しむマーカスは、学校にいるはずのミンディに電話をかけます。すると街で悪者を退治した直後のミンディは咄嗟に「気分が悪くなってクラスを早退したの。今は家で寝てるよ」と嘘をつきます。ミンディが自分に隠れてヒーロー活動をしている証拠を掴もうとするマーカスは「帰って暖かいスープでも作るよ」と、クルマで家に向かいます。一方、嘘を突き通すために、なんとしてもマーカスより先に家に帰っていたいミンディ。両者の猛スピード競争が始まります。
短いシーンですが、元祖女性ロックンローラー、ジョーン・ジェットの「I Hate Myself For Loving You」も相まってめちゃくちゃクール。この場面のためにアップテンポでレコーディングされているのも最高です。
そして黒いマントをたなびかせ、ミンディがタッチの差で先に帰宅。階段を駆け上がり、部屋のドアを開けたマーカスを見て、ベッドから弱々しく「スープ、作ってくれた…?」と問いかけるシーンは、コミカルで笑ってしまうと同時にあまりにかわいくて悶えます。

ドゥカティは基本2気筒で、作中で明らかに4気筒のサウンドだった点はツッコミも入りましたが、「むしろ理想のドゥカティじゃね?」と多くのバイクファンは盛り上がりました。それに、美しく成長したミンディとディープ・パープルのドゥカティの組み合わせに、敵うものなんてありません。主人公のキック・アスより目立ちまくるヒット・ガールことミンディ。彼女の問答無用のアクションシーン同様、バイクシーンも理屈抜きのカッコよさです。




