美味しいアジフライを求めて走る旅 真鶴町にある昔ながらの魚屋『二藤商店』 通りのベンチでいただく昼ごはん
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。真鶴町にある昔ながらの魚屋『二藤商店』を訪れました。
ときには強硬手段!! 聞き込み調査で有力情報を確認
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が愛車のハーレー「ロードグライド」で走ってきたのは神奈川県の南西部にある真鶴町です。天気が良くて途中の西湘バイパスから見る相模湾は真っ青でキラキラしています。

小田原から国道135号を南下し、真鶴道路(有料道路)には入らずそのまま走ると、JR東海道線「真鶴駅」の前に到着します。真鶴岬方面に曲がって半島に入りますが、筆者は既に空腹です。とりあえずバイクを停め、作戦も何も無いので道ゆく人に「アジフライの美味しい店を知りませんか?」といきなり訊くという暴挙に出たのです。
革ジャンを着た怪しいオジサンに声をかけられたにも関わらず親切に教えていただいたのは、ギャラリーやイベントのスペースで本やグッズの販売もしているcueの渡辺さん。今回は食堂やレストランではなく、魚屋です。
有力情報を得て「真鶴駅」方面に戻ると、ありました! 駅からは徒歩3分程度の「二藤商店」を確認! 店の向かい側の駐車場にバイクを停め、アジフライを求めて突撃です。

最近では魚を買うのもスーパーばかりなので、昔ながらの魚屋は新鮮であり懐かしい光景でもあります。店先には惣菜や刺身、干物などが所狭しと並んでいて、どれも美味しそうで目移りします。
さつま揚げや天ぷらなどが並ぶカウンターの中央で、アジフライが黄金色に輝いているではないですか! 開きと半身の2種類があります。金目鯛の煮付けやさば味噌、「サババーグ」も気になります。店の前に置かれた「ベンチで食べていって」とのお言葉に甘えて「アジフライ」と「サババーグ」に「あじの押寿司」を購入しました。
トレイに乗せてもらったアジフライなどを店の前でいただきます。「今日は大きめ」と言っていた「二藤商店」の「生あじフライ」は、確かに大きめで厚めです。揚げたてではありませんが、箸を入れるとサクっと良い感触。一口いただくと、身はふわっとした食感ではなく、脂が乗って美味しいです。冷えていてもこの美味しさにはビックリです。

昼前だったこともあって次々とお客さんが来店するのですが、アジフライを買って行く人が多く見られたのも納得の美味しさです。もう1枚買えば良かったかも、などと思いつつ「サババーグ」をいただきます。これもまた美味い! サバの肉がたっぷり入っています。つなぎは豚なのか鶏なのか? それともよくマッチして何個でも食べられそうな味です。そして「あじの押寿司」はアジの身が厚く、これまた美味しい。
真鶴駅前通りのベンチで食べる昼ごはん、どれも美味しくて大満足でした。
「二藤商店」は創業60年以上、現在は二藤さん姉妹が経営しています。惣菜は、当然全て手作りです。親切で笑顔の絶えないお2人のファンになってしまいました。また来ますね、と挨拶をして店を後にします。

せっかく真鶴まで来たので岬の先端まで走ると、森の中を走る一方通行の道になります。入ってすぐに神社があり、気になって参拝しました。ここは自然林でとても気持ちが良いのです。後で地元の人に訊いてみると、この神社は「山の神社」と言って、龍神様を祀っているとのことでした。
真鶴は小さい半島ですが、魅力のある場所です。またゆっくり訪れようと、帰路につきました。
■二藤商店
所在地:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴404-16
営業時間:7時30分~19時30分(水曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110
















